「あなたは私の、ものなのですか。ものは私の、あなたなのですか。私のものは、だれかなのですか。」をテーマに、自分と他者の間にあるものや記憶を描く本作。ジエン社の第12回公演となり、キャストには遊園地再生事業団の
脚本・演出を務める山本は、初日を迎え「初日の持つ緊張や高揚といった無意識でよく見えていた部分を、徐々に『わざと』にして、自覚的にやって、よく見せていきたい。そうした戦いを、皆さんにもぜひ見に来ていただけたらなと思っています」と語っている。公演は3月11日まで。
山本健介コメント
不思議な事に、どんなお芝居にも初日というものがある。人間にも初日というか、誕生した初日、まあ誕生日というのもがあるが、一番の違いは、「当事者がわざとそれやっているか否か」という点だろう。
お芝居初日は、企んで、考えて、時に無理をして、結構傷だらけでそれを成すことになる。で、ついさっき、僕はそれをしたのだけれど。企んで、考えた結果の一つを見ていただけたのはうれしい事だ。傷も多いが、泣いてはいない。ゼロ歳児ではないからだ。傷の痛みというのは、治るために、そして良くなるために感じるものなのだから。
ここから数日、もっと良くなろうと思っています。初日の持つ緊張や高揚といった無意識でよく見えていた部分を、徐々に「わざと」にして、自覚的にやって、よく見せていきたい。そうした戦いを、皆さんにもぜひ見に来ていただけたらなと思っています。
The end of company ジエン社 第12回公演「物の所有を学ぶ庭」
2018年2月28日(水)~3月11日(日)
東京都 BUoY
脚本・演出:
音楽:
出演:伊神忠聡、
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