歌舞伎の人気演目の1つである「勧進帳」をもとに、
今回のキャストにはリクリエーション版と同じく、
なお本作は18年7月から19年2月にかけてフランスで開催される「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画として、パリのポンピドゥ・センターでの上演も決定している。
杉原邦生コメント
2016年にリクリエーションし、4都市で上演した「勧進帳」を1年半ぶりに稽古してみて、我ながら感心しています(笑)。歌舞伎の「勧進帳」を出発点として、その元となった能の「安宅(あたか)」、さらに史実にまで遡り、丁寧にほどかれた補綴台本と補綴ノートを手に、その無数の糸を編み直していく──そんな途方もない作業をしたのだな! ということに。でも、その編み目にも、いま見るとちょっとしたほころびがあったりして、それらを改めて見つめ直し、必要あれば編み直す、そんな作業が稽古場で続いています。〈木ノ下歌舞伎と言えば「勧進帳」!〉そう記憶に残るような再演にしたいと思っています。ご来場お待ちしております!
木ノ下裕一コメント
ただいま「勧進帳」の稽古の真っ最中です。改めて杉原さんは「“疑う力”を持った演出家だなぁ」と感嘆しております。
再演といえど、とにかく演出が細かい。微妙な演技のニュアンスの違い、かすかな間のズレ、それら、ほんの小さな不自然さを見つけ出し、磨きをかけていきます。「本当に、これが最良の演出なのか。もっとクリアに、そして豊かにできないだろうか」という疑い。その疑いはきっと、「最良の演出をほどこせば、『勧進帳』に込めたメッセージは伝わるはずだ!」という、舞台芸術への信頼に裏付けされているのでしよう。
古典の奥深さと現代演劇の可能性を信じて、なにより信頼する俳優とスタッフ陣と共に作った「勧進帳」、私にとって一点の悔いもない作品に仕上がりつつあります。ぜひご覧ください。
木ノ下歌舞伎「勧進帳」
2018年3月1日(木)~4日(日)
神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
監修・補綴:
演出・美術:
音楽:Taichi Master
振付:
出演:
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- 勧進帳 | 木ノ下歌舞伎 official website
- 木ノ下歌舞伎『勧進帳』|KAAT 神奈川芸術劇場
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- 木ノ下歌舞伎『勧進帳』 | 公演情報
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木ノ下裕一 @KINOSHITAyuichi
『勧進帳』本日から劇場入りしてます。昼間はお稽古、夕方から劇場でリハーサルです。いよいよ明後日初日です。邦生さん、『勧進帳』を“キノカブ十八番の内”にしましようねー!
https://t.co/YnjYO1dRgd