「新感線☆RS『メタルマクベス』」の3作連続上演が決定。「disc1」は7月23日から8月31日まで、「disc2」は9月中旬から、「disc3」は11月初旬から東京・IHIステージアラウンド東京にて上演される。
「メタルマクベス」は、2006年に
演出を
上演決定にあたって宮藤は、客席が回転するIHIステージアラウンド東京の構造に言及し、「キャストを一新して“回る”メタルマクベスになっても本質は変わらない、むしろ“回らない”メタルマクベスよりイイ感じになるだろうと踏んでいます。ローリング・メタルマクベス、楽しみ! (ま、回るのはお客さんなんですけどね)」とコメント。またいのうえは本作の演出プランについて、「基本的に演出とセットは変えません。ただ、そこに役者にシフトした演出を加えていきますし、はからずもいくつかのジェネレーションに分かれたキャスティングになったので、それぞれの特長は生かすつもりです」と明かすと共に、「やはり次の一番の挑戦は、生バンドが入るこの劇場初の“音楽劇”になるということ。もちろん『髑髏城~』ではできなかった新たな仕掛けもいくつか考え中ですので、楽しみにしていてください」と意気込みを語った。「disc1」のチケットは4月28日12:00に発売。
宮藤官九郎コメント
「メタルマクベス」は、それまで劇団☆新感線の単なるファンだった僕が初めて正式に関わった作品であり、シェイクスピアの原作を読んだこともなく、しかもヘヴィメタルよりパンクが断然好きにも関わらず、いのうえさんに気に入られたい一心で引き受け、無我夢中で書いた作品です。改めて読み返すと良くも悪くも力んでいる。ガチガチに力が入っている。そして奇跡的に成立している。「メタル」の「マクベス」になっている。ですからキャストを一新して“回る”メタルマクベスになっても本質は変わらない、むしろ“回らない”メタルマクベスよりイイ感じになるだろうと踏んでいます。
ローリング・メタルマクベス、楽しみ! (ま、回るのはお客さんなんですけどね)
いのうえひでのりコメント
観客席が回るIHIステージアラウンド東京の特性を考えるとここで上演できるのは場面転換が多く、長期公演でも耐性のある脚本のものということで「髑髏城の七人」か「メタルマクベス」しかないなと最初から思っていました。今回はdisc1・2・3と3組ありますが、基本的に演出とセットは変えません。ただ、そこに役者にシフトした演出を加えていきますし、はからずもいくつかのジェネレーションに分かれたキャスティングになったので、それぞれの特長は生かすつもりです。そしてやはり次の一番の挑戦は、生バンドが入るこの劇場初の“音楽劇”になるということ。もちろん「髑髏城~」ではできなかった新たな仕掛けもいくつか考え中ですので、楽しみにしていてください。
橋本さとしコメント
自分の原点、劇団☆新感線の舞台に21年ぶりに戻ることになりました。みなさんにちょっとは成長した姿を見せられる気がしますし、そうでないとアカンとも思っています。噂に聞くと舞台裏はたくさん走らないといけない劇場みたいですが、僕、方向音痴なので迷子にならないようにしないと(笑)。しかも僕はダントツ年上ですし、ここはロック魂で勝負するしかないですね。disc1、一発目としてしっかりスタートを切って次にバトンを渡したいと思います。
濱田めぐみコメント
まさか自分が劇団☆新感線さんにお世話になるとは夢にも思っていませんでしたが、新境地を開くための冒険になるでしょうし、未知の世界でいろいろなことを吸収して新しい引き出しができそうで、今とてもワクワクしています。この年齢で新たな挑戦をさせていただけるなんて光栄ですし、ドキドキしている自分には「おい、可愛いところがあるじゃない」なんて思ったりもして(笑)。とにかく初めて尽くしなので、新入生の気持ちで飛び込むつもりです。
尾上松也コメント
以前からいつか劇団☆新感線の舞台に出たいと思っていたので、今回声をかけていただき、天にも昇る気持ちで、本当に感無量です。でもまさか、「メタルマクベス」で僕に声がかかるとは思っていなかったのでとても驚きました。マクベスは一言で言えば悪役ですが、ただの悪じゃないので、こういう役どころは大好きです。何より、経験したことのない舞台装置で演じられることにもワクワクしていますし、体力もいつも以上につけておかないと、と覚悟しています。
大原櫻子コメント
前回の舞台をDVDで観た時は「わっ、これをやるのか!」「私がマクベス夫人役?」とビックリしましたが(笑)、ふだんの自分にはない要素を持つ、未経験の役柄になると思うので楽しみですし、声をかけていただいてうれしかったです。難しい役ですが今22歳の私がやることで、逆にオリジナリティあふれる役として演じられたら。disc1から3までそれぞれ違う色でお届けする中、大原櫻子の「メタルマクベス」という一色がうまく出せたらいいなと思っています。
浦井健治コメント
劇団☆新感線に出演するのは3回目、これで“準劇団員”と名乗れます! 夢が叶ってとても嬉しく思います。「メタルマクベス」の初演は、シェイクスピアの「マクベス」、宮藤官九郎さん、新感線の各世界観がカチッと重なっていた、これぞエンターテインメントな舞台で、鳥肌を立てながら観ていました。その作品で5年ぶりにいのうえさんの演出を受けられるのも最高にうれしく、最高に怖い。ボッコボコにされつつもそのあとの景色を堂々と一緒に見られるよう、食らいついていきたいです。
長澤まさみコメント
もともと劇団☆新感線の舞台はお客様との一体感があるところや、観劇後に明るい気持ちで帰れるところが好きでいつかはと思っていたので、お話をいただけてとてもありがたく光栄でした。人を笑わせるのは好きなほうなので今回のように作品にその様な要素が入っていると、よりやりがいを感じます。歌ったり踊ったりするみたいですし、稽古までに体力をつけていろいろと準備はしておくつもりです。disc1、2の舞台もぜひ観に行って、みなさんのいいところを盗みたいですね(笑)。
ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc1 Produced by TBS」
2018年7月23日(月)~8月31日(金)
東京都 IHIステージアラウンド東京
原作:
作:
演出:
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子
出演:
バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)
※西岡徳馬の「徳」は旧字、山崎翔太と松崎雄一の「崎」は立つ崎(たつさき)、高井寿の「高」ははしごだかが正式表記。
ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Produced by TBS」
2018年9月中旬開幕予定。
東京都 IHIステージアラウンド東京
原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子
出演:
バンド:滝和祥(guitars)、高井寿(guitars)、大桃俊樹(bass)、雨宮直人(drums)、松崎雄一(keyboards)
ONWARD presents「新感線☆RS『メタルマクベス』disc3 Produced by TBS」
2018年11月初旬開幕予定。
東京都 IHIステージアラウンド東京
原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子
出演:
バンド:岡崎司(guitars)、高井寿(guitars)、福井敏(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)
※初出時、キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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