グルメのみんなイナッホー！バレンタインを炊き上げた「ラブ米」イベント

本日2月17日に東京・品川プリンスホテル クラブeXで千秋楽を迎える「RICE on STAGE『ラブ米』Festival in バレンタイン」。ステージナタリーではその初日、2月14日のバレンタインデー当日に行われた公演の模様をレポートする。

擬人化されたお米が登場するテレビアニメ「ラブ米」。舞台版の「RICE on STAGE『ラブ米』」には、穀立稲穂学園の新米5人組ラブライスのほか、舞台オリジナルキャラクターのST☆RICE（スターリッス）、GAZEN BOYS（ガゼンボーイズ）、合鴨ブラザーズが登場する。本イベントでは本・演出・作詞をKPR／開幕ペナントレースの村井雄が手がけ、ストーリー仕立てのライブが繰り広げられた。

開演と共に、田村升吾扮するひのひかりが「イナッホー！」と挨拶。ステージ上方のディスプレイには「ザ・米ストテン（ベイストテン）」と1980年代の音楽番組を意識した映像が映し出される。眼鏡をかけたひのひかりは“米ヒロシ”に扮し、“第3膳”から“第1膳”までのランキング形式で“米米フレンズ”たちのユニットを紹介していく。

まずは第3膳のラブライスがパフォーマンス。ひのひかり、星乃勇太扮するささにしき、前川優希扮するひとめぼれ、白石康介扮するあきたこまち、佐野真白扮するにこまるの5人は、軽快なダンスと歌で会場を盛り上げる。“グルメ”と呼ばれるファンは、しゃもじ型のライトを振って「炊いてー！」と声援を送った。

続く第2膳にはGAZEN BOYSがランクインした。「雅に炊き上がろう！」と客席を煽り、白柏寿大扮する白瑞光、田内季宇扮する黒太閤、伊崎龍次郎扮する紫楊貴が優雅に舞って会場を魅了する。“ぐうたらで甘えん坊”な性格の白瑞光がひのひかりの膝枕で横たわる場面では、客席からひと際大きな悲鳴と歓声が上がった。

第1膳に輝いたのは5人組のST☆RICEだ。健人扮するネリカ、川上将大扮する平山、齋藤健心扮するトヨハタモチは「アフリカからの中継」として映像出演し、スワヒリ語で「元気ですか？」を意味する「HAM JAMBO」を連呼して客席を笑わせる。一方、会場にはキヨハタモチ（北乃颯希）とゆめのはたもち（宮本弘佑）が、バレンタインにちなみ「女の子の気持ちをより理解するため」とワンピース姿で登場。映像出演の3人と声を合わせて熱唱した。

次に紫楊貴がワンピースとオーバーニーソックスに着替えて現れ、白瑞光と黒太閤に“古代米のガトーショコラ”を手渡して感謝を伝える。会場が拍手に包まれる中、紫楊貴は“狂気の旅米・米イジージャーニー”である父に連れられて“米国”へ渡ることを告白。白瑞光と黒太閤は悲しむ紫楊貴の背中を優しく押し、友情を確かめ合ったGAZEN BOYSは「ふたりの愛…五穀豊穣」を華やかに歌い踊った。ファンの興奮冷めやらぬ中、滝口幸広扮する兄鴨と、福島海太扮する弟鴨からなる合鴨ブラザーズが賑やかに登場し、観客から借りたうちわを振って会場を盛り上げる。米米フレンズたちは手を取り合って踊りながら「バレンタイン・キッス」を披露し、観客のボルテージは最高潮に。

最後にキャストたちが「おいしかったですかー!?」と呼びかけると、客席のグルメたちは「ごちそうさまでした！」とレスポンス。米米フレンズたちは「浪漫飛行」を熱唱し、約55分間のイベントを締めくくった。

本日2月17日15:00からは、本作の千秋楽公演がニコニコ生放送で配信される。また昨年2017年11月に上演された「RICE on STAGE『ラブ米』～Endless rice riot～」の公演DVDが4月16日に発売されるほか、4月21日から30日まで東京・品川プリンスホテル クラブeXで新作舞台「RICE on STAGE『ラブ米』～I'll give you rice～」が上演される。