ミュージカル「Romale(ロマーレ) ~ロマを生き抜いた女 カルメン~」の制作発表が、本日2月14日に東京のタブラオ・フラメンコ・ガルロチにて行われた。
一般オーディエンスを迎えて行われた会見には、演出を担当する謝、出演者の
宝塚歌劇団で上演された「『激情』-ホセとカルメン-」や、08年の「Calli」といったカルメンを題材とする作品を手がけてきた謝は「女性の視点から見たカルメン像はどのようなものか?という疑問が『Romale』制作のきっかけでした。『Calli』は比較的ファンタジックな物語になっていましたが、『Romale』ではより一層カルメンに焦点を当てて、死を覚悟しながらもホセとの愛を貫いた女としてのカルメン像を掘り下げていきたいと思います」と今作にかける思いを明かした。また謝演出による1999年上演の「激情」でもカルメン役を演じた花總は「カルメンを知り尽くした謝先生のもとでがんばっていきます」と意気込みを語った。
ホセ役に抜擢された松下は「このような素晴らしい役を演じさせていただけることをうれしく思います」と喜びを明かしつつ、「すごいスピード感で稽古が進んでいっています(笑)。自分で言うのもなんですが……この中では若いほうだと思うので、若いパワーを生かしてがんばっていきたいです」と照れ笑いを浮かべる。またホセの上司・スニーガ中尉役の伊礼は「いやらしい、どスケベな役をやらせていただきます」と自己紹介し、「少し前だったら僕もホセの役ができたかもしれませんが、これからは少しずつヒーローからヒールにシフトチェンジしていけたらなと。生理的嫌悪感を感じていただけるように役作りに励みます」と抱負を述べた。
伊礼の発言を受け、カルメンの夫・ガルシア役のKENTAROは「僕はヒーローをやったことがありません。根っからのヒールです(笑)」とコメントし、「ロマ族の長の役なので、ボス感満載で演じられれば」と力強く語る。続いて、イギリスの貴族・ローレンス役を務める太田は「この流れの中で話すのはすごくプレッシャーなのですが(笑)」と恐縮しつつ、「素晴らしい先輩方から学ばせていただきながら、自分らしいローレンスを作り上げていけたらと思います」と笑顔を見せた。
謝の作品に出演するのが念願だったという福井は、カルメンが生きた50年後の世界で彼女の足跡をたどるフランスの学者・ジャン役で登場。福井は「稽古場で最初に謝先生から『ジャンは私自身やねん!』と言われたのが印象的でした。先生から見たカルメン像をお客さんに伝えられるようにがんばります」と意欲を見せ、50年前のホセを知る老人役の団は「現段階では明かせないことがたくさんあります(笑)。楽しみにしていてください」と観客に呼びかけた。
ミュージカル「Romale(ロマーレ) ~ロマを生き抜いた女 カルメン~」は、3月23日から4月8日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、4月11日から21日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。
ミュージカル「Romale(ロマーレ) ~ロマを生き抜いた女 カルメン~」
2018年3月23日(金)~4月8日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2018年4月11日(水)~21日(土)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
演出・振付:
原作:小手伸也
台本・作詞:
音楽監督・作曲:玉麻尚一
作曲:斉藤恒芳、小澤時史
出演:
※初出時より、公演名の表記および見出しを変更しました。
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