フェスティバル/トーキョー(F/T)の新ディレクターに、
長島は、ドラマトゥルクの草分けとして、オペラや演劇、ダンス作品などに携わるクリエイター。近年はF/T09秋「4.48 サイコシス」(飴屋法水演出)、日生オペラ2012「フィガロの結婚」(菅尾友演出)、新国立劇場「効率学のススメ」(ジョン・マグラー演出)、演劇集団 円「DOUBLE TOMORROW」(ファビアン・プリオヴィル演出)などの舞台に参加している。
ディレクター就任にあたり、長島は「演劇やダンスは作り手も観客も同じ時間に同じ場所にいなければ成立しません。そんな面倒なメディアが、この巨大な速度と過密の都市・東京を基点に、いまあらためてどんな機能を果たせるのかに興味があります」と意気込みを語る。なおこれまで副ディレクターを務めていた河合千佳が共同ディレクターとなり、2人が協働してF/T18の実施に向けて尽力する。F/T18の詳細については5月に発表される予定。
また長島と河合は、東京芸術祭のプランニングチームにも参加。総合ディレクター・宮城聰のもと、直轄事業ディレクター・横山義志、芸劇オータムセレクションディレクター・内藤美奈子、としま国際アート・カルチャー都市発信プログラムディレクターの根本晴美と杉田隼人、APAFディレクター・多田淳之介と、東京芸術祭を盛り上げる。
長島確コメント
この10年にわたって演劇・ダンス・アートの現在を牽引してきた国際舞台芸術祭フェスティバル/トーキョー(F/T)のディレクターを引き継ぎます。演劇やダンスは作り手も観客も同じ時間に同じ場所にいなければ成立しません。そんな面倒なメディアが、この巨大な速度と過密の都市・東京を基点に、いまあらためてどんな機能を果たせるのかに興味があります。F/Tはこれまで、アートの重要な役割のひとつとして、政治や経済の主流とは別のチャンネル、別のドアを開くことに注力してきました。それはすなわち、新しい交点や接点を生み出すことであり、現実社会のなかに、もうひとつの〈居場所〉を出現させることでもあります。今年2018年度は移行期として、現ディレクター市村作知雄氏のプログラムを引き継ぎつつ、次年度以降へ向けて、共同ディレクターとなる河合千佳氏とともに、新しい世代のためのフェスティバルを目指していきます。
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