「続・時をかける少女」が本日2月7日に東京・東京グローブ座で開幕。これに先駆け、ゲネプロと囲み取材が本日行われた。
本作は、筒井康隆のSF小説「時をかける少女」を原作としたテレビドラマ「タイム・トラベラー」の、続編ドラマ「続・タイム・トラベラー」を舞台化したもの。オールナイトニッポンの50周年を記念した今作では、ヨーロッパ企画の
また未来人ケン・ソゴル役を
時は2018年。ごく普通の高校生活を送っていた和子のもとに、27世紀の未来人だというケンが現れ、自分と和子が1年前に出会い恋に落ちたこと、しかし未来に帰る際に和子の記憶を消去したことを告白する。さらにケンの仲間である未来人たちが続々と登場し、20世紀で行方不明になった未来人の科学者3人を探してほしいと和子に依頼する。
上白石演じる和子がタイムスリップを繰り返す中で、ヨーロッパ企画のメンバーをはじめとするキャスト陣は、コギャルやカラーギャング、バブル期の人々やフォークソング全盛期の人々など、それぞれの時代を象徴するキャラクターに変身。SFコメディを得意とする上田は、映像や舞台装置など巧みな仕掛けを用いながら、オリジナルの「続・時をかける少女」を描き出し、観客の笑いを誘った。
ゲネプロ前に行われた囲み取材には、上白石、戸塚、健太郎、新内、上田の5人が登壇。まず上田は「もともとの『続・時をかける少女』はコメディではないんですが、ソゴルが戻ってきた時点で『これはコメディだな』と思いました。『時をかける少女』で感動的な別れ方をしたのに帰って来てしまうソゴルも面白いし、それを引き受けてしまう和子もかわいらしい」と今作はコメディ作品であることを説明し、「オールナイトニッポンの50周年記念になぞらえて、およそ50年を振り返る構造になっています。とにかく時をかける話にできたらと思ってみんなで作ってきました。完全に時をかけているので楽しみにしていてください」とはにかんだ。
主演の上白石は「エチュードから作品を立ち上げていく作業がすごく新鮮でした」と稽古を振り返り、「皆さんを信じて全力で駆け抜けたいです」とコメント。続く戸塚は「いろいろな時代の資料映像を観ながら稽古してきました。本作を通して懐かしさや新鮮さを感じていただければと思います」と笑顔を見せ、今回が初舞台となる健太郎は「足を引っ張らないように、みんなでいいものを作りたいです」と意気込みを語る。
また乃木坂46のメンバーとして活動する新内は「乃木坂以外の外部の舞台に出演するのが初めてなので緊張しています。乃木坂のメンバーも優しいんですが、今回のカンパニーの皆さんも本当に優しくて。今後そうでない現場に行ったとき、心配です(笑)」とニコリ。そしてMEGUMIは「青春の甘酸っぱいエッセンス、笑いの要素、カルチャー……いろいろなものが集約された面白い作品になっています」と手応えを明かした。
最後に登壇者を代表して上白石が挨拶。「『続・時をかける少女』は、お客さん1人ひとりがタイムトラベラーになれるような作品。皆さんと一緒に時をかけられたらいいなと思います」とファンにメッセージを送り、取材を締めくくった。上演時間は休憩なしの約2時間5分。東京公演は2月14日まで、大阪公演は2月17日に大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。
オールナイトニッポン50周年記念公演「続・時をかける少女」
2018年2月7日(水)~14日(水)
東京都 東京グローブ座
2018年2月17日(土)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
原作:「続・時をかける少女」石山透(復刊ドットコム)
脚本・演出:
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