「キュリオス」は、シルク・ドゥ・ソレイユの創設30周年を記念し、これまでの集大成となる演目が集められた“サーカス・エンターテインメント”。2014年の開幕以来、モントリオールやシカゴ、ニューヨークなどで280万人以上を動員し、このたび日本初上陸を果たす。また日本公演はフジテレビ開局60周年事業となる。
「キュリオス」は“好奇心”、“骨董品”を意味する言葉。シルク史上最多という426個もの小道具をはじめ、19世紀の産業革命を思い起こさせる近未来的な美術で彩られたステージが印象的だ。主人公のシーカーが、あちこちから集めた骨董品などのコレクションから、間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところから物語が始まる。
昨日2月6日には公開リハーサルが行われた。オープニングの「カオス・シンクロ1900」では、機関車が駅に停車すると19世紀からやってきた乗客が次々と降りてくる。曲芸師やジャグラー、ダンサーたちのパフォーマンスが物語の開幕を盛り上げた。
続いて男女2人が約4メートルの高さの装置上で行う“人間空中ブランコ”のような大技「ロシアン・クレードル」、空中に吊られた自転車のハンドルや車輪に腕や足をかけて様々なポーズをとる「エアリアル・バイシクル」、目に見えないパフォーマーや動物たちによるコメディタッチな「透明サーカス」、“電気仕掛けの手”の上に乗り軟体生物のような動きで魅せる「コントーション」、イスを高く積み上げてパフォーマーが登っていく「バランシング・オン・チェア」、筒や板を組み合わせた不安定な装置の上でバランスをとる「ローラ・ボーラ」が次々と披露され、客席は独創的な世界に引き込まれた。
後半はステージ全体を覆うネット状のトランポリンを使って天井に届くほど跳躍する「アクロネット」、男性キャストが客席から1人の女性をステージに上げて誘惑しようとするユーモラスな「コミック・アクト」、リボンにぶら下がった男性2人が息を合わせて宙を舞う「エアリアル・ストラップ」、高速で繰り広げられる「ヨーヨー」、指だけを使ってストーリーを伝える「シアター・オブ・ハンズ」、アクロバティックな“人間ピラミッド”を連続で展開する「バンキン」が披露され、客席からは大歓声と拍手が巻き起こった。
「ダイハツ キュリオス」東京公演は7月8日まで行われ、そのあと大阪、愛知、福岡、宮城を巡演する予定。
※動画は現在非公開です。
シルク・ドゥ・ソレイユ「ダイハツ キュリオス」
2018年2月7日(水)~4月8日(日) / 2018年4月17日(火)~7月8日(日)
東京都 お台場ビッグトップ
2018年7月26日(木)~10月29日(月)
大阪府 中之島ビッグトップ
2018年11月22日(木)~2019年1月27日(日)
愛知県 名古屋ビッグトップ
2019年2月15日(金)~3月31日(日)
福岡県 福岡ビッグトップ
2019年4月~
宮城県 仙台ビッグトップ
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- ダイハツ キュリオス 日本公演 <オフィシャルサイト>
- [公式] ダイハツ キュリオス 日本公演 (@CirqueJapan) | Twitter
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