「月イチ歌舞伎」ラインナップ発表、新作に坂東玉三郎「沓手鳥孤城落月／楊貴妃」

5月から2019年1月にかけて上映される「月イチ歌舞伎」のラインナップが発表された。

全国の映画館で、毎月1週間（新作は3週間）ずつシネマ歌舞伎を上映する企画「月イチ歌舞伎」。今回は、市川染五郎（現・松本幸四郎）と市川猿之助コンビの“やじきた”第2弾「《シネマ歌舞伎》東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」が6月に、坂東玉三郎が強く美しい2人の女性を演じた2本立て「沓手鳥孤城落月／楊貴妃」が2019年1月に、新作としてラインナップに加わる。

このほか、中村勘三郎出演「シネマ歌舞伎／野田版・鼠小僧」（12月上映）や、宮藤官九郎作・演出の「《シネマ歌舞伎》大江戸りびんぐでっど」（8月上映）、玉三郎・市川海老蔵出演の「《シネマ歌舞伎》海神別荘」（9月上映）、勘三郎、玉三郎、片岡仁左衛門が共演した「《シネマ歌舞伎》刺青奇偶（いれずみちょうはん）」（7月上映）、串田和美演出、勘三郎出演「《シネマ歌舞伎》法界坊」（10月上映）、有吉佐和子原作「《シネマ歌舞伎》ふるあめりかに袖はぬらさじ」（11月上映）、玉三郎と中村勘九郎、中村七之助が共演した「《シネマ歌舞伎》二人藤娘／日本振袖始」（5月上映）といった、バラエティに富んだ演目がラインナップされた。

なおサンリオと松竹が手がけたキャラクター・かぶきにゃんたろうが、「歌舞伎にゃんバサダー」として「月イチ歌舞伎」を応援。にゃんたろうは、チラシやポスター、予告、特別鑑賞ムビチケカード3枚セット購入特典のポスターカレンダーなどに登場する。