劇団かもめんたる、UMA騒動の雪深い町で人々の業を描く「尾も白くなる冬」

劇団かもめんたる「尾も白くなる冬」が、昨日1月30日に東京・赤坂RED/THEATERで開幕した。

お笑いコンビ・かもめんたるが単独ライブとは別に、俳優たちと舞台作品に臨む「劇団かもめんたる」。第4弾となる本作で描かれるのは、UMAが出るという噂で有名になった、さびれた雪深い町・尾白温泉町の物語だ。

舞台では1本の柱を境に、下手にはこたつが置かれた阿波野家の居間のセットが組まれ、上手には外の風景が描かれる。尾白町で土産物屋を営む阿波野家には、長男の健太（岩崎う大）と長女の智子（森桃子）、そして中性的な魅力を持つ次男の正雄（秋山遊楽）が、感情の起伏が激しい母・和江（長田奈麻）を支えながら慎ましく暮らしていた。健太が商売繁盛を願い、居ない客がさも居るかのように感謝する“引き寄せ”のまじないを行うと、阿波野家と尾白町にさまざまなものが“引き寄せ”られて……。

正雄を芸能事務所に誘うスカウトマン（古屋隆太、船越真美子）や、UMAを探すYouTuberのジャンバラヤ斎藤（小椋大輔）ら外から来た人々が、町人を巻き込み15年前に町で起きたある事件の真相と、その裏で明かされる人々の業に迫る。

10人の客演を迎え、より演劇要素が強まるも、岩崎の安定したツッコミが随所に光る本作。初日を終えた岩崎は、「劇団かもめんたる、完全に新しい領域に足を踏み入れた気がしました」とコメント。「かもめんたるの二人だけでは到達できない笑いと感動を体験しに来ていただきたいです！」と意気込みを語っている。

上演時間は約110分。公演は2月4日まで。本日1月31日は、さらば青春の光とのアフタートークが実施される。なお劇団かもめんたるの次回公演は8月の予定。現在、キャストオーディションの応募を受け付けている。

岩崎う大 コメント

初日終えて劇団かもめんたる、完全に新しい領域に足を踏み入れた気がしました。
かもめんたるの二人だけでは到達できない笑いと感動を体験しに来ていただきたいです！

槙尾ユウスケ コメント

ベテラン俳優さんから新人さんまで、今回も個性豊かなメンバーが集まり、
かなり濃いー作品に仕上がってます！ 常に新しいことに挑戦し続ける
岩崎う大ワールド大爆発の「尾も白くなる冬」、
きっと皆さんの脳みそをぐるっぐるっに掻き回すことでしょう！
ご来場お待ちしております！！！