匣の階「パノラマビールの夜」本日開幕、劇場ロビーが山頂の展望台に

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本日1月25日に兵庫・神戸アートビレッジセンターで開幕する匣の「パノラマビールの夜」のゲネプロが、昨日24日に同劇場で行われた。

匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)

匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)

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匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)

匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)[拡大]

久野那美が公演ごとに参加者を募って上演を行うユニット、“~の階”。今回は1997年に箱の階が初演を行い、第5回OMS戯曲賞佳作を受賞した「パノラマビールの夜」を再演する。舞台は山頂の展望台にある寂れたビアガーデン。その夜、壊れてなくなってしまうというある星を見るために天文学研究会のメンバーや通りすがりの旅人、ビアガーデンの女店主が集う。ビールを飲んで語り合う彼らの、“壊れた町”の記憶が交差する冬の一夜を描く。

匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)

匣の階「パノラマビールの夜」ゲネプロより。(撮影:紅たえこ)[拡大]

出演者には大西智子、七井悠、チェサン、中村彩乃、練間沙、藤谷以優が名を連ねている。上演に向け久野はステージナタリーに「今日から4日間Kavcの1階ロビーが山の上の展望台になります。其々が遠くに音を聞き、遠くに灯を見ることのできる場所にしたいです」とコメントを寄せている。本作の公演は1月28日まで。

なお同劇場のKAVCホールで姉妹作「Port-見えない町の話をしよう-」が上映されるほか、ワークショップなど観劇をサポートするさまざまな取り組みが行われている。詳細は公式サイトで確認を。

久野那美コメント

絶対に手の届かないもとの距離と時間を諦めないために、人間は言葉を、物語を、創ったのだと思います。
遠く離れたふたつの町。
旅人と人形。
遠くにある星。
失くした場所やひと。
そして…
今日から4日間Kavcの1階ロビーが山の上の展望台になります。
其々が遠くに音を聞き、遠くに灯を見ることのできる場所にしたいです。

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匣の階「パノラマビールの夜」

2018年1月25日(木)~28日(日)
兵庫県 神戸アートビレッジセンター コミュニティスペース 1room

脚本・演出:久野那美
出演:大西智子、七井悠、チェサン、中村彩乃、練間沙、藤谷以優

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