本日1月23日に開幕する、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「三文オペラ」。本公演を記念したバンド・
CDとアナログ盤が用意された「ドレスコーズの《三文オペラ》」には、本公演の音楽監督である
「三文オペラ」は、作を
志磨遼平コメント
本日、ついに初日を迎えた音楽劇《三文オペラ》。同い年の天才・谷賢一(演出 / 上演台本)と半年にわたって全身全霊で取り組んできた作品の幕が、ついに切って落とされました。
ドイツの劇作家、ベルトルト・ブレヒトと作曲家のクルト・ヴァイルが生んだ本作は「20世紀演劇の聖典」であり、世界中で数えきれないほどの演劇人や音楽家が取り上げてきた名作中の名作であります。
私と谷賢一は、本作の舞台を<資本主義社会が崩壊した近未来の日本>に移し、より作品の本質へと迫ることに尽力しました。この《三文オペラ》が描いた当時(1928年)のヨーロッパの混乱は、現代社会の不穏な空気とあまりに酷似しています。これが今《三文オペラ》を上演する意義であり、私が昨年発表したオリジナル・アルバム「平凡」との共時性です(偶然にも台本に書かれていた設定は「平凡」と驚くほど似通ったものでした)。
クルト・ヴァイルによって90年前に書かれたスコアをリメイクした本作は、私のキャリアにおける初のカヴァー・アルバムであると同時に、前作「平凡」の続編でもあります。
なお、劇中で素晴らしいキャストたちによって歌われる日本語詞は、ブレヒトの原詞から私が“超訳”したもので、今回発表されるレコーディング盤では私が歌唱いたします。
ドレスコーズの《三文オペラ》。全21曲の新作にどうかご期待ください。
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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「三文オペラ」
2018年1月23日(火)~2月4日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2018年2月10日(土)
北海道 札幌市教育文化会館 大ホール
作:
音楽:クルト・ヴァイル
演出・上演台本:
音楽監督:
出演:
※峰崎亮介の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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