「忍ミュ」第9弾、吉田翔吾・久下恭平ら「最高傑作にしよう」

「ミュージカル『忍たま乱太郎』第9弾～忍術学園陥落！夢のまた夢!?～」が、明日1月6日に東京・東京ドームシティ シアターGロッソで開幕する。初日公演に先駆けて、本日1月5日に公開ゲネプロと囲み取材が行われた。

ミュージカル「忍たま乱太郎」は、尼子騒兵衛によるマンガ「落第忍者乱太郎」およびアニメ「忍たま乱太郎」を原作とし、“忍ミュ”の愛称で親しまれる作品。第9弾となる今回は前作に引き続き、忍術学園5年生を軸としたストーリーが展開される。

物語は兵庫水軍の水夫である間切（渡辺貴裕）と網問（小田川颯依）が忍術学園にやって来る場面から始まる。敵対するドクタケ忍者隊に奇襲をかけられた学園の面々と間切、網問は、奮闘するも苦戦を強いられる。ドクタケ忍者隊にはドクササコ城から派遣された“ドクササコのすご腕忍者”と“ドクササコのすご腕忍者の部下（ドす部下）”が手を貸していた。

すご腕忍者たちの強さを前に忍術学園の面々は敗退し、学園はドクタケ忍者隊に占拠されてしまう。そこにドクタケ城の城主・木野小次郎竹高がやって来て、忍術学園は“ドクタケ学園”と化すこととなってしまった。

学園の外で訓練をしていた不破雷蔵（吉田翔吾）、鉢屋三郎（久下恭平）、尾浜勘右衛門（佐藤智広）、久々知兵助（山木透）、竹谷八左ヱ門（栗原大河）の5年生たちは学園を取り戻すため、6年生の善法寺伊作（反橋宗一郎）、食満留三郎（秋沢健太朗）と共にドクタケ忍者に挑んでいく。劇中では5年生たちたちが知恵を絞って強敵に立ち向かい、歌とダンス、殺陣を交えた物語が繰り広げられた。

ゲネプロ後に行われた囲み取材には、キャストから吉田、久下、佐藤、山木、栗原、反橋、秋沢が登壇した。吉田は終えたばかりのゲネプロについて「たくさんの人に観ていただき、気合いが入りました」と感想を述べる。

山木は「前回の第8弾の初演は（ステージが）4段あり、今回は3段なので、観え方もだいぶ変わってくるかなと思います」と明かす。さらに6年生役の反橋と秋沢について「前作の6年生（海老澤健次、北村健人）は引っ張ってくださるタイプで、今回の6年生は僕らを目立たせようと、陰でサポートしてくださいました」と語った。

第7弾以来の出演となった反橋は「僕ら6年生コンビは第8弾に出ていなくて、また復活するという新しいパターンです。Gロッソで歌えるのも本当に幸せです」と感慨深げな様子。稽古については、「5年生を筆頭に自主練習の時間が半端なかったことが一番びっくりしました」とエピソードを語った。続けて秋沢は「新年最初のステージが『忍たま』で、生まれてきてよかったです！ 観ていただいた方が2018年、よいスタートを切れるような舞台にしたいです」と意気込んだ。

さらに吉田は「お客さんをアゲられるようにしたいです。ぜひ観に来てください」と呼びかけ、久下は「第9弾までたくさんの先輩方とお客様でつながってきた作品です。みんな常々『第9弾を最高傑作にしよう』と言っていたので、有言実行します！」と語った。

佐藤は「寒い時期ですが、劇場で温かい作品をお観せしたいです」と笑顔を見せ、山木は「2018年、爪痕を残すつもりでがんばります」と意気込む。栗原は「面白い作品になっているのは間違いありません。ぜひ楽しんで帰ってください」と自信をのぞかせた。そして反橋が「今まで一緒にやってきたキャストのことを思い浮かべながら、すべてを背負って立派な作品にしたいです」と気合いをのぞかせると、秋沢が「この愛情たっぷりの作品が、お客様に届くと信じています」と締めくくった。

本作は1月21日まで東京・東京ドームシティ シアターGロッソで上演され、2月3・4日には愛知・春日井市民会館でも公演が行われる。