玉田真也が平田オリザ「S高原から」を演出、「正々堂々と演出のみで」

映画美学校アクターズ・コースの受講生による公演「S高原から」が、2月28日から3月5日まで東京・アトリエ春風舎で上演される。

「S高原から」は、青年団・平田オリザによる戯曲。高原のサナトリウムを舞台に、そこに集う人々の姿が描かれる。

今作の演出は、玉田企画の玉田真也が担当。玉田は2005年に行われた企画公演「ニセS高原から」を引き合いに出し、「前田司郎さんや三浦大輔さんらが参加し、『S高原から』を原作に、それぞれの作家が好き勝手に戯曲を作り変えて遊ぶというものだったと色んな人に聞いております。なんて楽しそうなんだと思い、僕もそれをやりたいなと思ったのですが、それをやったらパクリだと思われてしまいそうなので、しかも実際にパクリなので、そういうことはせず、正々堂々と演出のみで勝負しようと思います」と意気込みを語っている。

なお玉田が演出単体のクレジットで作品を作るのは、今回が初となる。チケットは2018年1月8日に発売。