漱石「夢十夜」に想を得た、ノゾエ征爾×文学座「鳩に水をやる」開幕

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文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」が本日12月7日に開幕する。

文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」より。左から塩田朋子、外山誠二、宝意紗友莉。(撮影:宮川舞子)

文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」より。左から塩田朋子、外山誠二、宝意紗友莉。(撮影:宮川舞子)

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文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」より。左から宝意紗友莉、塩田朋子、林田一高。(撮影:宮川舞子)

文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」より。左から宝意紗友莉、塩田朋子、林田一高。(撮影:宮川舞子)[拡大]

“「新しい台詞」との出会い”を今年2017年のテーマに掲げる文学座アトリエの会が、はえぎわのノゾエ征爾の書き下ろしに挑む本公演。夏目漱石の「夢十夜」から想を得て、“時間”と“記憶”の物語を描く。演出を手がける生田みゆきは、上演に際し「夢と現実の狭間を、客席も巻き込んで彷徨いたいと思います」と意気込みを語っている。

なお12月11日は出演者、16日19:00開演回にはノゾエと生田によるアフタートークが予定されている。公演は12月21日まで、東京・文学座アトリエにて。

生田みゆきコメント

「男が落下している。いつまでたっても地面にはたどり着かない。」これは夏目漱石『夢十夜』から得たイメージで、ノゾエ征爾氏との創作の始まりでした。時間とは何か、夢と現実の境界はどこか、と答えのない問いに思いを巡らし、やがてノゾエ氏から届いた初稿の「3組の男女の1年と1日と1秒の物語」というト書き。それを目にした時に受けた時間感覚が心許なくなるような浮遊感から作品が立ち上がりました。夢と現実の狭間を、客席も巻き込んで彷徨いたいと思います。ぜひご来場下さい。

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文学座12月アトリエの会「鳩に水をやる」

2017年12月7日(木)~21日(木)
東京都 文学座アトリエ

作:ノゾエ征爾
演出:生田みゆき
出演:外山誠二、林田一高、上川路啓志、相川春樹、塩田朋子、増岡裕子、宝意紗友莉

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