「高架線」が、2018年1月26日から28日まで東京・SCOOLにて上演される。
滝口悠生による長編小説「高架線」を“演劇化”する本作。家賃3万円のボロアパート・かたばみ荘をめぐる16年間が描かれる原作をもとに、
SCOOLをプロデュースするHEADZ主宰の
佐々木敦コメント
芥川賞作家、滝口悠生さんの初の長編小説『高架線』(講談社)を演劇化します。
上演台本と演出を手がけるのは「悪魔のしるし」「わっしょいハウス」などに出演してきた俳優で、ここ数年は「小田尚稔の演劇」を主宰して自ら作演出の舞台を手がけ、めざましい活躍を見せている小田尚稔さん。
家賃3万のボロアパート「かたばみ荘」をめぐる、16年に及ぶ物語。複数の人物たちの語りの連鎖で構成された原作は、それ自体、演劇的と言ってよいものです。読み終えてすぐ、これを小田尚稔さんに演劇にしてもらいたいと思い立ちました。
小田さんの演劇は、登場人物が自分の境遇を誰かに向かって(「観客」に向かって?)物語る、ということを最大の特長としています。それは小説的とも呼べるかもしれません。演劇的な小説を、小説的な演劇にする、そこに起こるメタモルフォーゼを、ぜひ見届けてください。
SCOOLパフォーマンスシリーズ2017 Vol.6 「高架線」
2018年1月26日(金)~28日(日)
東京都 SCOOL
原作:滝口悠生「高架線」(講談社)
脚本・演出:
出演:伊藤拓、
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- 高架線 | SCOOL
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