芝翫は「役者である以上、一度はやってみたい憧れの大作であり、大変嬉しく思っております」とコメントしている。
中村芝翫コメント
芝翫を襲名してから初めての歌舞伎以外の公演への出演となります。
新橋演舞場は、橋之助を名乗っていた間にも、とりわけ色々な作品で出演させていただいた思い出深い劇場です。
「オセロ―」はシェイクスピアによる作品で、役者である以上、一度はやってみたい憧れの大作であり、大変嬉しく思っております。
以前、「たいこどんどん」という作品に出演させていただいた時に、演出の蜷川幸雄さんにとても強い影響を受けました。今回は、その魂を受け継ぐ井上尊晶さんを初めて演舞場でお迎えし、同世代で芝居を作り上げていくという新たな挑戦でもあります。今井翼さん、檀れいさんという素敵な共演者の方とも組むことができ、大変喜んでいると共に今から楽しみでございます。
檀れいコメント
私にとって初めてのシェイクスピア作品となる「オセロー」。出演できること幸せに感じています。お客様にどんな舞台をお届けできるのか! 芝翫さん、今井さん、皆さんと共に2018年秋はシェイクスピアの世界にどっぷり浸りたいと思います。
今井翼コメント
自分自身にとって初めてシェイクスピア劇の挑戦となります。僕の役はこの作品の悲劇の発端となるイアーゴーです。彼が抱く葛藤や憎しみを通して、ストーリーを掻き乱すキーマンとなる様、しっかりと演じさせていただきます。初めてのシェイクスピア劇で沢山課題はありますが、この様な癖のある役柄は以前から演じてみたかったので、今からとても楽しみにしております。とても豪華な環境の下で、作品のテーマに役の目的を咀嚼して、一生懸命努めさせていただきます。
井上尊晶コメント
2011年5月、井上ひさし作、蜷川幸雄演出「たいこどんどん」で橋之助さんと出会いました。この度、襲名された芝翫さんから「オセロー」の演出に声をかけていただき、再会に胸が高鳴ります。僕は「芸術としてのシェイクスピア」でなく「演舞場のシェイクスピア」を目指し、蜷川幸雄から教わった全てを注ぎ込みます。そして、檀れいさん、今井翼さんと共に、誰も見たことのない「オセロー」を作っていきたいと思います。
松任谷正隆コメント
今回の演出家である井上尊晶氏は僕の天敵であり戦友でもあります。一昨年の音楽劇でご一緒したときの戦いの数々は忘れもしません。今回はシェイクスピアの音楽ということで、クラシカルなものをイメージされているようですが、僕がどう裏切るか、どう歩み寄るかが今後の課題でもあります。そうそう、ひとつ言い忘れていました。僕は映画や演劇の音楽が極端に下手なんですよ。もちろん、今度こそは、と思っていますけどね。
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