舞台や映像でたびたび上演が重ねられている谷崎潤一郎の「細雪」を、時代設定を平成に置き換えた今作「平成細雪」。大阪・船場の名家・蒔岡家の4姉妹を
放送に向けて蓬莱は「名作『細雪』を平成に置き換えることで『失われていくもの』『得ていくもの』そして『変わらないもの』がよりクローズアップされていく作品になるのではないかと思います」とコメントを寄せている。
蓬莱竜太コメント
名作「細雪」を平成に置き換えることで「失われていくもの」「得ていくもの」そして「変わらないもの」がよりクローズアップされていく作品になるのではないかと思います。バブル崩壊後、幸福への価値観が急速に変化していったあの時代に、四姉妹はそれぞれ抗ったり、流されたり、受け入れたりしながらそれでも生きていかなければなりません。その姿が悲しくもあり、滑稽でもあり、たくましくもある気がしました。彼女たちが愛おしく感じられることを願いながらこの作品を書きました。
中山美穂コメント
細雪の長女鶴子を演じさせて頂くことになりました。今から70年ほど前に発行されたのちに、映像や舞台でさまざまに演じられたこの作品。1人の作家が生み出した物語と登場人物の個性。変化しながらつながれてきた時代の、この作品のほんの一部になれることをとても光栄に思います。平成の四姉妹、沢山の方々に愛されますように。
高岡早紀コメント
私が演じる幸子は四姉妹の中で最も平凡かつ幸せな結婚生活を送っている主婦です。役と同様に、姉妹を演じる3人の女優さんに美しく華やかに振り回されながら「平成細雪」の世界を楽しみたいと思います。長女の中山美穂さんとは源監督の「賢者の愛」依頼の共演で、今回は姉妹なので甘えさせて貰おうと……。三女の伊藤歩さん、四女の中村ゆりさんとはほぼ初共演なのでワクワクが止まりません!!
伊藤歩コメント
近代文学の代表作でもある「細雪」が35年ぶりに映像化されますが、時代設定を現代に置き換えた「平成細雪」です。この作品に参加できることは本当に光栄ですし、源監督素敵な共演者、スタッフの方々とともに心を込めて演じさせていただきます。
中村ゆりコメント
今春、高峰秀子さんの「わたしの渡世日記」を拝読していましたところ、谷崎潤一郎さんとのエピソード、そして細雪の撮影時のお話を読み、ふと興味をっ持って、細雪を初めて読みました。そしてまさか私が妙子をやらせていただく事になるなんて、驚きと畏れと共に、何か深い縁を感じております。今の私なりに人間の滑稽さや愛しさを、この名作の中で生きられたらと思います。
NHK BSプレミアム「平成細雪」
2018年1月7日(日)より 毎週日曜22:00~22:54(全4回)
原作:谷崎潤一郎
脚本:
演出:
出演:
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- あの美しき四姉妹が、平成日本にあらわれる プレミアムドラマ「平成細雪」 |NHK_PR|NHKオンライン
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蓬莱竜太脚本「平成細雪」に中山美穂、高岡早紀、伊藤歩、中村ゆり https://t.co/2plFkEbxYm