鏡花フェスで唐組「動物園が消える日」＆金沢戯曲大賞受賞作を上演

11月15日から19日に石川・金沢市民芸術村にて、泉鏡花文学賞制定45周年記念イベント「泉鏡花フェスティバル」が開催。このイベント内で舞台「世界はあなたの物」「動物園が消える日」が上演される。

第5回泉鏡花記念金沢戯曲大賞受賞作品である「世界はあなたの物」は、泉鏡花の小説「外科室」をモチーフにした作品。大手ゼネコンの社長夫人・舞子と、彼女を手術する外科医・高峰のやり取りを描く。作を佐々木透、演出を高田伸一（劇団110SHOW）、総合監修を鳴海康平（第七劇場）が務め、「外科室」の世界観を舞台で表現する。

唐組の公演「動物園が消える日」は東京のとあるビジネスホテルが舞台。閉園になった金沢の動物園「サニーランド」のもぎり娘や飼育員たちがこのビジネスホテルへと集まる。そんな中、行方をくらましていたもぎりのオリゴ、飼育係の灰牙もホテルに現れ、かつて飼育されていたカバのドリちゃんを取り巻く物語が展開される。

「泉鏡花フェスティバル」では舞台のほか、映画「天守物語」上映、アメリカ人大学生による歌舞伎「天守物語」の上演、絵本「化鳥」トークイベントなどさまざまな公演が行われる。詳細はオフィシャルサイトで確認を。