白石加代子×佐野史郎×小野寺修二「笑った分だけ、怖くなる」開幕

白石加代子女優生活50周年記念公演「笑った分だけ、怖くなるvol.2」が、昨日10月17日に東京・あうるすぽっとにて開幕した。

白石と佐野史郎が出演し、カンパニーデラシネラの小野寺修二が演出を担当する本作。2015年4月に上演されたvol.1では、東野圭吾の「超税金対策殺人事件」と小池真理子の「妻の女友達」が、小野寺演出により上演。今回のvol.2では筒井康隆の「乗越駅の刑罰」、井上荒野の「ベーコン」が上演される。

「乗越駅の刑罰」では、7年ぶりに里帰りした小説家の入江と、無人のはずの乗越駅の駅員とのやりとりが展開。そこに、もう1人の駅員がやって来て“子猫入りスープ”を作りはじめ……。一方の「ベーコン」は、母の葬式で出会った“母の恋人の男”と“私”との禁断の愛の物語。佐野の熱望により原作者の井上にオファーがかかり上演される作品だ。朗読劇に止まらない白石、佐野、小野寺が起こす化学反応を楽しみにしておこう。

東京公演は10月22日まで行われ、その後、愛知、新潟、北海道、埼玉など各地を巡演する。