ミュージカル「レディ・ベス」が明日10月8日に東京・帝国劇場で開幕。本日10月7日、初日に先がけた囲み取材が行われ、キャストの
2014年に世界初演された本作は、「エリザベート」「モーツァルト!」を手がけた
初演時、帝国劇場初主演だった花總は「当時は作品を作り上げることにとにかく必死でしたが、再演では、ベスの人生がどうだったかということに焦点を当てて演じられたら」と抱負を語り、「新しい『レディ・ベス』をお見せできる日がいよいよ来たんだな、とドキドキしています」と現在の心境を明かす。同じくタイトルロールを務める平野は「ベスが歌唱するナンバーや、ロビンとベスのデュエット曲が新たなものに変更されたほか、内容自体もガラッと変わっているので、早くお客様に観ていただきたいという気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。
近年、映像作品でも広く活躍している山崎は、今作が2017年に入って初の舞台出演。「久々のお芝居の現場だったので、『みんな声大きいな!』『ミュージカル俳優ってこんな大きな声でしゃべってたっけ!?』と思いました。3日くらいしたら元の感覚に戻ったんですけどね(笑)」とおどけてみせる。また2007年の「レ・ミゼラブル」で初めて同劇場の作品に出演した山崎は「今年は帝劇の舞台に立って10年目なんです。いろいろなチャレンジをさせていただいていますが、やはり僕のホームグラウンドはミュージカルなので、映像作品で僕を知ってくださった方にもミュージカルの魅力を伝えられたらと思います」と決意を新たにした。
再演の稽古は、クンツェ、リーヴァイが拠点としているウィーンとリアルタイムで意見交換しながら進められたと言い、出演者の4人は「まるで初演かのような濃密さだった」と口を揃えて語る。演出の変更点を問われた平野は「再演にあたってさらにブラッシュアップされて、シリアスな面が強調されたと思います」と印象を述べ、山崎は「最終的にロビンがベスに何を与えたのか、以前より明確になったのでは。また今、リーヴァイさんが来日されていて、昨日も一部楽曲のメロディが変更になりました」と初日に向けて最終調整が行われていることを明かした。
続く加藤は「『自由とは何か?』『自分は何者なのか?』という作品テーマに対する課題を、演出の小池さんがそれぞれの俳優に与えてくださって。僕が演じる吟遊詩人のロビンは架空の人物なので、どういう立ち振る舞いをすればいいのか、初演時は戸惑ったこともありましたが、改めてロビンという役と向き合ってみて、前回とは違った彼の一面が見えてきた気がします」と手応えを見せた。
また本日10月7日に33歳の誕生日を迎えた加藤に、カンパニー一同がLINEで祝いのメッセージを送ったという話題が飛び出すと、加藤は照れ臭そうに謝辞を述べる。さらに明日10月8日、30歳の誕生日を迎える平野は「30歳になって初めてのお仕事が『レディ・ベス』から始まるのは本当にうれしいことです」と微笑んだ。
最後に花總が「一回り大きい作品に成長したと思います。初演をご覧になった方も、ご覧になってない方も、ぜひ劇場にお越しください」と挨拶し、取材は終了。東京公演は明日10月8日から11月18日まで、大阪公演は11月28日から12月10日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて行われる。また10月10日昼公演終了後にはリーヴァイのサイン会も。イベントの詳細は公式サイトで確認しよう。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
ミュージカル「レディ・ベス」
2017年10月8日(日)~11月18日(土)
東京都 帝国劇場
2017年11月28日(火)~12月10日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
脚本・歌詞:
音楽・編曲:
演出・訳詞・修辞:
キャスト
レディ・ベス:
ロビン・ブレイク:
メアリー・チューダー:未来優希、
フェリペ:
アン・ブーリン:
シモン・ルナール:
ガーディナー:石川禅
ロジャー・アスカム:
キャット・アシュリー:
ほか
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