“傲慢忍者”が奮闘！劇団Patchの新たな旅立ち「JOURNEY-浪花忍法帖-」開幕

劇団Patch「JOURNEY-浪花忍法帖（なにわにんぽうちょう）-」が、大阪・in→dependent theatre 2ndにて上演中だ。

劇団偉人舞台の我孫子令を脚本・構成・演出に迎えた本作は、浪花国の“傲慢忍者”恵比三を中心とした“クレイジー忍者旅物語（ニンジャーニーストーリー）”。今作では霧バージョン、虹バージョンの2つが上演され、恵比三 / 弁才役を松井勇歩、納谷健、布丁 / 毘沙丸役を三好大貴、星璃がそれぞれ回替わりで演じる。

物語の舞台となるのは、陰謀渦巻く戦国戦乱の世。主人公・恵比三が仕える浪花国と安須真（あずま）国は、長きにわたり敵対関係にあった。ある日恵比三は、僧侶の布丁を敵国である安須真へ送り届けるという命を城主から受ける。訳あって旅の一行に加わることとなった忍者の弁才らとともに、安須真を目指す恵比三だったが、敵国最強の忍・毘沙丸が彼らの前に立ちはだかる。果たして恵比三たちは、安須真城へ辿り着くことができるのか。

“傲慢忍者”と揶揄されながらも、仲間と行動をともにする中で、1人では戦えないことを自覚していく恵比三の心情を、松井と納谷はどのように表現するのか、そしてこの旅に隠された真の目的とは何なのか。その答えはぜひ劇場で確認しよう。また、回替わりで2役を演じ分ける4人に加え、恵比三の弟分・禄郎役の尾形大悟、村の少年・達磨役の田中亨、毘沙丸の部下・寿役の藤戸佑飛、大角役の吉本考志も登場。さらに、星璃が初めて手がけた殺陣も本作の見どころの1つとなっている。

大阪公演は10月8日まで。東京公演は、10月20日から22日まで東京・新宿シアターモリエールにて行われる。