青年座の新作コメディ「真っ赤なUFO」開幕、一家の大黒柱に起こる大きな変化

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劇団青年座「真っ赤なUFO」が、本日9月29日に東京・青年座劇場で開幕。それに先がけ、昨日、最終舞台稽古が行われた。

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から山崎秀樹演じる父・清、小林さやか演じる母・康子。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から山崎秀樹演じる父・清、小林さやか演じる母・康子。(撮影:坂本正郁)

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劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から當銀祥恵演じる娘・久美子、高松潤演じる娘の恋人・柴龍之介。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から當銀祥恵演じる娘・久美子、高松潤演じる娘の恋人・柴龍之介。(撮影:坂本正郁)[拡大]

脚本を太田善也、演出を黒岩亮が手がける本作。2人は過去に劇団青年座「つちのこ」、劇団朋友「ら・ら・ら」でタッグを組んでおり、今回が3度目の顔合わせとなる。本作の舞台は昭和53年(1978年)。当時の日本では映画「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」、ピンク・レディーの「UFO」がヒットし、全国各地でUFOの目撃情報が相次ぐという“空前のUFOブーム”が巻き起こっていた。

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から松田周演じる息子・誠、井上夏葉演じる清の従妹・小早川ちとせ。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。左から松田周演じる息子・誠、井上夏葉演じる清の従妹・小早川ちとせ。(撮影:坂本正郁)[拡大]

登場するのは東京郊外に住む一家。印刷業を営む堅物な父親・斉藤清、その妻・康子、市役所に勤める娘の久美子、UFOやオカルトに詳しい大学生の息子・誠、そして年老いた母・ハルという5人家族の日常が描かれる。

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座「真っ赤なUFO」より。(撮影:坂本正郁)[拡大]

清が45歳を迎える誕生日当日、一家はせわしなく外食に出かける準備をしていた。その夜、清の身にとんでもない事件が起きる。その出来事は、清自身に変化をもたらし、家族だけでなく、娘の恋人やテレビ関係者、小説家や大学教授を巻き込んだ騒動に発展していくのだった。

山崎秀樹は、頑固で昔気質だが、自信と威厳を失いつつある父の清をどっしりと、ときに哀愁たっぷりに演じる。小林さやかは、そんな清を支えながら、妻や母として家族の問題に立ち向かっていく康子を好演。ほかにも個性豊かな人々が入り乱れ、人情味溢れるコメディが展開された。上演時間は途中休憩を含む2時間30分。公演は10月8日まで。

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劇団青年座 第228回公演「真っ赤なUFO」

2017年9月29日(金)~10月8日(日)
東京都 青年座劇場

作:太田善也
演出:黒岩亮

キャスト
斉藤清(父):山崎秀樹(※「崎」はたちざきが正式表記)
斉藤康子(母):小林さやか
斉藤久美子(娘):當銀祥恵
斉藤誠(息子):松田周
斉藤ハル(祖母 清の母):山本与志恵
柴龍之介(娘の恋人):高松潤
小早川ちとせ(清の従妹):井上夏葉
野呂邦夫(テレビディレクター):矢崎文也
遠山水心(小説家):平尾仁
立木雅彦(数学者):山賀教弘
戌井健(野呂の部下):伊東潤、矢崎文也

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読者の反応

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森夏姫🐥✨ @mori_natsuki

さやかさん好演ですって!
楽しみ!!!
もうなんか、単なるファン(笑)

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