演劇ユニット・亜人間都市が、「語りえぬもの」を通して時代を見つめる

2

109

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 11 18
  • 80 シェア

亜人間都市「語りえぬもの」が10月6日から9日に、東京・早稲田小劇場どらま館にて上演される。

亜人間都市「かもめ」より。

亜人間都市「かもめ」より。

大きなサイズで見る(全3件)

亜人間都市「語りえぬもの」チラシ表

亜人間都市「語りえぬもの」チラシ表[拡大]

早稲田大学に在学中の黒木洋平による演劇ユニット・亜人間都市が、“日常の言葉”と“非日常の言葉”、わかるものとわからないものの混在する“世界”を表現し、現代演劇における“口語”について思考する。

亜人間都市「語りえぬもの」チラシ裏

亜人間都市「語りえぬもの」チラシ裏[拡大]

上演に際して作・演出の黒木は、「身の丈を超えた言葉、自分にとっても分からない言葉に取り囲まれながら、語ることを避けるのではなく、また上手く語ろうとするのでもなく、上手く語れないという『失敗』から、それを真正面から引き受けることから、なんとか今という時代を見つめ直します」と意気込みを述べている。

黒木洋平コメント

いつからか、アートに直接的なメッセージを求める空気が強くなっているのを感じます。しかし、94年生まれで、「政治と宗教について語ってはならない」という暗黙の了解の中で生きてきた僕には、何を語るという前に、そもそも語ることができないということについて考えなくてはならないように思えます。身の丈を超えた言葉、自分にとっても分からない言葉に取り囲まれながら、語ることを避けるのではなく、また上手く語ろうとするのでもなく、上手く語れないという「失敗」から、それを真正面から引き受けることから、なんとか今という時代を見つめ直します。

この記事の画像(全3件)

亜人間都市「語りえぬもの」

2017年10月6日(金)~9日(月)
東京都 早稲田小劇場どらま館

作・演出:黒木洋平
出演:川口航、藏下右京、本田百音、水川瑞穂

全文を表示

読者の反応

  • 2

亜人間都市 @amanstadt

次回公演『語りえぬもの』ステージナタリーにて取り上げていただきました! ぜひご一読ください! https://t.co/XsdvxkdNDi

コメントを読む(2件)

関連記事

亜人間都市のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 亜人間都市 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします