「劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season風」が、本日9月15日に東京・IHIステージアラウンド東京にて開幕。これに先がけてフォトコールが行われた。
キャスト、脚本、演出を変えて「花」「鳥」「風」「月」「極」の5バージョンが上演される「髑髏城の七人」。第3弾の「風」では、主人公・捨之介とその敵役・天魔王を1人の俳優が演じる1人2役バージョンが13年ぶりに復活し、捨之介と天魔王の2役を新感線には2度目の出演となる
本作には新感線に初参加の顔ぶれも多く、無界屋蘭兵衛役に
フォトコールは、生瀬演じる狸穴二郎衛門と岸井演じる沙霧が関東荒野で出会うシーンからスタート。山内演じる兵庫が率いる関八州荒武者隊がやってくると、さらに沙霧を追って関東髑髏党も登場。大人数での斬り合いが繰り広げられた。
髑髏党の鉄機兵が兵庫たちに詰め寄ると、松山演じる捨之介が現れ、手にした瓢箪で髑髏党の兵を次々に叩きのめす。敵を退けた一行はケガをしている沙霧の手当てをするため、“無界の里”の無界屋へ向かう。
客席が回転し、場面が変わると、田中演じる極楽太夫が遊女たちと妖艶な顔見世の踊りを披露。そこへ荒武者隊が借金を返しにやってくる。ここでは荒武者隊が遊女たちを応援するため、“ヲタ芸”を披露する場面も展開された。
続いて披露されたシーンでは、無界屋の裏手で沙霧と捨之介が“御魂の森返しの儀式”を行い、死んでいった者たちを弔う。そこへ1人の遊女と向井演じる無界屋蘭兵衛が現れる。遊女の正体が髑髏党のスパイだと気づいていた蘭兵衛は、彼女に斬りかかる。とどめを刺しにかかる蘭兵衛を止めに入る捨之介だったが、スパイは切り捨てられてしまうのだった。
初日を前にキャストたちが意気込みを語った。松山は「今回は新作ではなく、しかも同じ劇場で先輩方が演じているのを観ているので、緊張はそれほどせずにじっくり稽古に集中できています」と述べ、1人2役については「2幕がしんどいです」と心中を明かす。見どころについては「今回の2役は信長の二面性を捨之介と天魔王で演じているように感じています。『蒼の乱』を観ていただいている方にはハッとする場面もあります」と語った。
向井は初参加の新感線について「いのうえさんの尽きないアイデアに驚きと楽しみを感じました」と述べる。続けて「今まで見たことのない演出、効果、アクション。とにかく見どころ満載です。360°すべてお楽しみください」と観客に呼びかけた。
田中は「最高の座組だと思っているので、自信を持って皆さまにお届けいたします」とメッセージを送り、生瀬は「前の2作とは違った狸穴二郎衛門に仕上げました。ご期待ください」とコメントした。上演時間は途中休憩20分を含む約3時間40分。公演は11月3日まで。
ONWARD presents「劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season風 Produced by TBS」
2017年9月15日(金)~11月3日(金・祝)
東京都 IHIステージアラウンド東京
作:
演出:
キャスト
捨之介 / 天魔王:
無界屋蘭兵衛:
極楽太夫:
贋鉄斎:
兵庫:
沙霧:
狸穴二郎衛門:
ほか
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