岸谷は白いジャケットを羽織り、首には同じく白く長いスカーフをゆったりと巻きつけて登場。出演者全員のビジュアル撮影に立ち会っているという岸谷は、頭の中に自身のビジョンをしっかりと描いている様子だ。スタジオの中央に配置されたテーブルに両肘を付くと、そのままカメラに向け力強い眼差しを送る。スタッフと談笑しながら、撮影はすんなりと終了。「使いどころ“しか”無い」と、カメラマンをうならせた。
続くスポット動画撮影も、同様にスムーズに進行。岸谷は時おり「ここに、ちっちゃく寺ちゃん(寺脇)合成する?」など、スタッフに冗談を飛ばし、場の空気を和ませるも、一旦カメラが回ると表情が一変。スチール撮影時と同じく、すさまじい集中力を見せる。カットの声がかかりスタッフと並んでモニターを確認する岸谷からは、その出来栄えからか笑顔が漏れた。
撮影後、取材に応じた岸谷は、「ビジュアル撮影は演出家としても大事な時間」と、出演者たちそれぞれに作品イメージを伝え、作品完成に向けて一歩進んだ今回の撮影を振り返る。そんな中、ともに公演を盛り上げる寺脇については、現在の髪型を「変なパーマ」といじりつつも、「俺の台本を一番理解している人間。誰にも負けない!っていう演技を、いきなり演出家の俺に見せてくるんですよ。だから必要ないです。しゃべる必要は」と全幅の信頼を寄せる。なお自身のビジュアルの出来については「よくわかりません(笑)」とコメントした。
また今作のキャスティングの多彩さについて記者から問われると「(ストーリーを)どこまで明かそうかな……(笑)」と考えた後、「まったく知らない人間たちが、ある場所で集う物語。そこで偶然会うメンバーは、まったく違う人生を歩いてきたバラバラのキャラクターが欲しかった」と構想を明かす。さらに「地球ゴージャスの公演は当て書きしているので、それぞれの役者が生きてきたことがすごく大事なのかな……」と分析した。
続いて、柚希の撮影が行われた。挨拶をしながら若干緊張した面持ちでスタジオに現れた柚希に、岸谷が柚希だけに向けた声量でコンセプトを伝える。しばし相談し岸谷の意図を理解した柚希は、笑顔を抑えた表情でポージング。いつもの柚希のイメージを覆す陰のある雰囲気を持ったカットが、次々とモニターに映し出された。岸谷は瞬時に確認しながら「(メイクの)色を足そう」「右肩(の衣装のライン)もうちょっといける?」と、次第にヒートアップ。予定時間をオーバーして撮影された最終カットに岸谷が満足げなOKサインを出すと、柚希はうれしそうに微笑んだ。
柚希は撮影を終え、「地球ゴージャスに向かって一歩近付いた感じがしていてわくわくしています」とコメント。自身のビジュアルについて、「今までこういう髪型をあまりしたことがなかったので、とても新鮮で自分ではないような感じです」と感想を述べた。さらに公演に向け、「まさか自分がついに地球ゴージャスに出ることが出来るなんてすごく夢のようです」と語り、「岸谷さんと寺脇さんとこうしてお仕事できるのが本当に楽しみです」と意気込みを語った。
地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15「ZEROTOPIA」は2018年4月9日から東京・TBS赤坂ACTシアターほか全国6都市で上演。出演者には、岸谷、寺脇、柚希のほか、
地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15「ZEROTOPIA」
2018年4月9日(月)~5月22日(火)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2018年5月29日(火)~6月2日(土)
愛知県 刈谷市総合文化センター
2018年6月9日(土)・10日(土)
新潟県 新潟テルサ
2018年6月22日(金)~24日(日)
福岡県 福岡サンパレス
2018年6月30日(土)・7月1日(日)
広島県 広島文化学園HBGホール
2018年7月6日(金)~15日(日)
大阪府 フェスティバルホール
作・演出:
出演:
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リンク
- 地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15
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ブルーアベニュー* @10c69923113b450
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#地球ゴージャス とは
岸谷五郎さん、寺脇康文さんによる演劇ユニット。
花澤香菜さんも舞台に参加❗
2018/4/9-5/22まで東京赤坂で、
その後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪。
見に行きたいです🎵☺
〉RT
https://t.co/ObLcculzFt