ひぐちアサのマンガ「おおきく振りかぶって」の舞台化が決定。2018年2月に東京・サンシャイン劇場にて上演予定だ。
「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の「おおきく振りかぶって」は、野球を題材としたスポーツマンガ。2006年に第10回手塚治虫文化賞新生賞、07年に第31回講談社漫画賞を受賞し、同年にはテレビアニメ化もされた人気作だ。
舞台版の脚本・演出を手がけるのは、
成井豊コメント
今まで様々な野球マンガを読んできましたが、この「おおきく振りかぶって」は全く新しいタイプだと思いました。
一言で言えば、「弱者の物語」。なんだかんだ言っても、野球マンガの主人公は大抵の場合、飛び抜けた精神力と身体能力の持ち主で、その強さゆえに勝利を重ねていく。
が、「おおきく振りかぶって」の主人公のピッチャー三橋は球速が遅く、気が小さい。
どこからどう見ても、弱者です。
が、その弱者が誠実に戦いに臨み、周囲の認識を覆していく。
特別な才能を持たない者にとって、これほど勇気の出る物語はありません。
考えてみると、僕が今まで書いてきた脚本の多くが、やはり「弱者の物語」だった。
だから、「おおきく振りかぶって」は僕の琴線に触れたのです。
だから、「おおきく振りかぶって」を自分の手で舞台化したい、と思ったのです。
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