KIKIKIKIKIKI「悲劇的」、きたまり「終わりの色彩が強くでる上演に」

きたまり率いるKIKIKIKIKIKIの新作公演「悲劇的」が、8月4日から8日まで京都・アトリエ劇研で上演される。

KIKIKIKIKIKIは、2015年からグスタフ・マーラーの全交響曲を年に1度、10年かけてダンス作品にしていく企画を行っている。2015年の第1番「巨人」ではソロと群舞の2作品を製作。2016年の第7番「夜の歌」では、第71回文化庁芸術祭で新人賞を受賞した。

今回は第6番「悲劇的」に挑戦。音楽分野の専門家や研究者を招き、交響曲の音楽構成を楽譜・資料・文献・歴史的背景から読み解いて振付に落とし込む。きたまりは上演に向け、「大抵の作品は公演が終わったら終わりです。2017年8月、アトリエ劇研もまもなく終わりです。なので『終わり』の色彩が強くでる上演になると思います。終わること、続けること、始まることは『悲劇的』なことなのでしょうか。どうぞ、高みの見物に興じていただければと思います」とコメントしている。