「ビューティフル」は、シンガーソングライターのキャロル・キングの半生を彼女の代表曲と共に綴るミュージカル。会見には水樹と平原、
ミュージカル初挑戦となる水樹は、開幕を明後日に控えた心境を「ついにこの日がやってくると。緊張と興奮と、いろいろな思いでテンションが上がりまくっています(笑)。初めてだからこその思い切りのよさが出せるように、自分を信じて全力投球でがんばりたいです」と語る。今作で2度目のミュージカル出演となる平原は「ついに帝国劇場生活が始まると思うとワクワクしますし、すごく興奮してます。劇場に入ったとき、本当に圧倒されて……『何かいるな』って。ファントムみたいな、劇場の神様がいるような。そのパワーを感じながら、信頼の置ける最高の仲間とがんばっていますので、この夏しっかりといい歌をお芝居をお届けしたいです」と現在の心境を述べた。
続いてキャロルの夫、ジェリー・ゴフィン役の伊礼は「2人が抱えている高揚に鼓舞されて、僕も激しく脈を打っております」とコメント。キャロルの友人である作曲家のバリー・マン役の中川は、「音楽がこのミュージカルの醍醐味ですが、クリエイターたちが音楽を生むまでの苦悩も描かれています。その両面を早くお客様に感じていただきたいですね」と笑顔で語った。バリーとコンビを組む作詞家、シンシア・ワイル役のソニンは「お客様の反応が楽しみで、毎日ワクワクしながら稽古しています。帝国劇場での新しいパフォーマンスというものが見られるんじゃないかな」と自信をのぞかせた。
プロデューサーのドニー・カーシュナーを演じる武田は「帝国劇場はミュージカルや演劇を志す者にとって、最終目的地と言っていい聖地です。そんな舞台にこの1カ月立たせていただける喜びと興奮にあふれております。アメリカの音楽史、いや、世界のポップス史を彩った楽曲と共に物語を楽しんでもらえると思います」と、興奮気味に話す。キャロルの母親、ジーニー役の剣は「ミュージカルのために曲があるのではなく、キャロルが作っていった楽曲をまとめたら彼女の人生になったというところが、今までのミュージカルと違うところです。どこを取っても楽しめる作品ですので、ぜひ劇場にいらっしゃっていただきたいと思います」と観客に呼びかけた。
記者から自身が演じる役の魅力について尋ねられると、平原は「キャロルは誰に対しても一途な人物。そういう人だからこそたくさんの名曲が生まれたので、私にとってキャロルのテーマは『すべての人に愛を』なんです」と答える。一方の水樹は「彼女の魅力はどんなときも諦めない、折れない心でしょうか。キャロルのまっすぐに信念を貫く姿勢に、『どんな苦難も乗り越えていける』と勇気が湧いてくると思います」と語った。
最後に水樹は「初めてのミュージカルで、しかも主演。そしてこの伝統ある帝国劇場に立たせていただくという、この上ない幸せでいっぱいです。この2カ月の稽古期間を信じて、カンパニー一丸となって最高の舞台を届けたいと思います。とにかく楽しい、そしてたくさんの感動が詰まった作品なので、来ていただいた時間は最高の時間になると信じています。ぜひ劇場にお越しください。全力でお迎えします!」とメッセージを送る。また平原は「このミュージカルは、本当に本当に最高です。観劇後には『ビューティフル』な気持ちになって帰っていただける、すばらしい作品だと思います。この夏はこのカンパニーの仲間が帝国劇場にいると思っていただけたら、きっと楽しい気持ちになるんじゃないかと。劇場でお待ちしております!」と締めくくった。公演は7月26日から8月26日まで東京・帝国劇場にて。
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ミュージカル「ビューティフル」
2017年7月26日(水)~8月26日(土)
東京都 帝国劇場
脚本:ダグラス・マクグラス
音楽・詞:ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング、バリー・マン&シンシア・ワイル
演出:マーク・ブルーニ
振付:ジョシュ・プリンス
翻訳:目黒条
訳詞:湯川れい子
日本版演出アドバイザー:
音楽監督:前嶋康明
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