テニミュ3rd、青学vs立海開幕！阿久津仁愛「新曲が11曲あります」

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学（せいがく）vs立海」が、本日7月14日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開幕。これに先がけてゲネプロと囲み取材が行われた。

2014年にスタートし、これまで不動峰公演、聖ルドルフ公演、山吹公演、氷帝公演、六角公演と5回の本公演を行ってきたテニミュ3rdシーズン。今回は関東大会を勝ち進んだ越前リョーマ（阿久津仁愛）たち、青学（せいがく）メンバーが、圧倒的な強さを誇る王者・立海大附属中学校（立海）と熱い試合を繰り広げる。

全国三連覇を目指している立海テニス部は部長の幸村精市（立石俊樹）が不在。彼らは全国レベルの実力者・真田弦一郎（田鶴翔吾）を筆頭に無敗を誓い合っていた。一方の青学も部長の手塚国光（宇野結也）が不在の中、試合当日を迎えていた。決勝戦では、桃城武（吉村駿作）・海堂薫（牧島輝）、丸井ブン太（大薮丘）・ジャッカル桑原（川崎優作）が白熱のダブルスを展開し、大石秀一郎（松村優）と菊丸英二（永田聖一朗）のゴールデンペアは、“コート上の詐欺師”こと仁王雅治（後藤大）と、“レーザービーム”を得意とする柳生比呂士（大隅勇太）に食らいついた。

さらに乾貞治（加藤将）と柳蓮二（井澤巧麻）という“データテニス”を基本戦術とする幼馴染対決や、不二周助（定本楓馬）と切原赤也（前田隆太朗）が限界を超えるバトルを見せる。青学にとって正念場となる本作では、新曲を交えながら熱のこもった試合が行われた。また、劇中には青学が準決勝で戦った六角の面々も登場する。

ゲネプロ後の囲み取材には阿久津、宇野、立石、田鶴が登壇。阿久津は「今回の立海公演は僕にとっては初試合なので、ワクワクしています。パワーアップした姿を皆様にお届けできたらと思います」と意気込みを語る。さらに「リョーマvs真田の試合は、白熱して緊張感もある試合なので、ドキドキしてもらいたいです」と笑顔を見せ、「（リョーマは）追い詰められる場面でもありますが、かっこいいところを観ていただけたら」と観客に呼びかけた。

宇野は「六角公演と『Dream Live』を経て挑む関東大会決勝の立海戦です。今までの経験を生かして、ミュージカル『テニスの王子様』の魅力を全国、そして上海にお届けできるように精一杯がんばってまいります」とコメント。続けて「8代目青学の方々が不動峰公演で行った高架下での試合のシーンが、今回も印象的な場面として登場しますので、ご注目いただければ」と語った。

立石は「僕は今回が初舞台になるんですけれども、稽古期間に幸村の動きや表情をたくさん研究してきました。チームとしても王者の威厳を出せるように意識してきたので、舞台上でベストを尽くしたいと思います」と初舞台ながら自信を覗かせる。そして「僕たちのすべてをかけて臨みます。一緒に記憶に残る熱い夏にしましょう！」と観客にメッセージを送った。

田鶴は「王者・立海としての風格を醸し出しながら、厳格な真田弦一郎を精一杯演じたいと思います」と落ち着いた口調で述べる。また見どころについて「リョーマとの試合で自分が繰り出す“風林火山”という技があるんですけれども、映像を使った演出に注目していただきたいです」とコメントした。

最後に阿久津は「今回は新曲が11曲あります！ 上海公演を含め51公演と長いですが、毎公演を大切にして、キャスト一同、力を合わせてがんばります。応援よろしくおねがいします！」と元気に締めくくった。東京公演は7月23日まで。その後、大阪・愛知・福岡・宮城・上海と巡演し、9月22日からは東京凱旋公演が行われる。

（※川崎優作の「崎」は立ち崎が正式表記。）