勅使川原三郎が踊る、萩原朔太郎「月に吠える」

3

75

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 32 42
  • 1 シェア

勅使川原三郎「月に吠える」が8月24日から27日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。

勅使川原三郎「月に吠える」チラシ表

勅使川原三郎「月に吠える」チラシ表

大きなサイズで見る(全2件)

日本の近代詩を代表する詩人・萩原朔太郎の「月に吠える」をタイトルに掲げる本作。勅使川原は、朔太郎の詩集序文を引用しつつ「私は予期せぬ奇妙な自身と不安定で柔軟な感情が育てる生命を得て、創作意欲を大いに喚起された。運命論者ではない月が発光する佐東利穂子という輝きは。空気に、天と地と水に、遊ぶ。数えきれない電流体、時のかけらのような踊る者たちは激しくゆるやかに生きる」とコメントしている。

勅使川原三郎コメント

萩原朔太郎は詩集序文に、「月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。私は私自身の陰鬱な影を、月夜の地上に釘づけにしてしまひたい。影が、永久に私のあとを追って来ないやうに。」と表明する。私は予期せぬ奇妙な自身と不安定で柔軟な感情が育てる生命を得て、創作意欲を大いに喚起された。運命論者ではない月が発光する佐東利穂子という輝きは。空気に、天と地と水に、遊ぶ。数えきれない電流体、時のかけらのような踊る者たちは激しくゆるやかに生きる。

この記事の画像(全2件)

勅使川原三郎「月に吠える」

2017年8月24日(木)~27日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

振付・美術・照明・衣装・選曲・出演:勅使川原三郎
出演:佐東利穂子 / 鰐川枝里 / マリア・キアラ・メツァトリ / パスカル・マーティ

全文を表示

読者の反応

  • 3

朔太郎通信 @Sakutaro1917

勅使川原三郎が踊る、萩原朔太郎「月に吠える」 - ステージナタリー https://t.co/thEgp1L451

コメントを読む(3件)

関連記事

勅使川原三郎のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 勅使川原三郎 / 佐東利穂子 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします