範宙遊泳「午前2時～」日本公演、日本とインドの俳優がそれぞれの母語で会話

範宙遊泳とインドの劇団・The Tadpole Repertoryによる「午前2時コーヒーカップサラダボウルユートピア-THIS WILL ONLY TAKE SEVERAL MINUTES-」が、6月30日から7月2日まで東京・森下スタジオで上演される。

本作は範宙遊泳が2016年12月から2017年2月までの55日間、インド・デリーに滞在し、現地のThe Tadpole Repertoryと共同制作した作品。山本卓卓とニール・チョードリがそれぞれ短編を書き、日本人俳優は日本語、インド人俳優は英語やヒンディー語と、それぞれの母語で会話が行われる。「全く違う価値観や生い立ちや言語を持った人たちが、それでも当たり前のように舞台上にいる姿を描くこと」は、山本がチャレンジしたかったことの1つだという。互いの国を行き来し、リサーチを重ねた上で、バンガロール・ムンバイ・プネ・デリーと4都市で上演された本作。どのようなコラボレーションをみせるのか、貴重な日本公演を目撃してみては。

なお範宙遊泳は、8月3日から13日まで横浜・STスポットで新作「その夜と友達」を上演。こちらは山本の書き下ろし長編となり、大橋一輝、武谷公雄、名児耶ゆりが出演する。