“逆2.5次元”舞台「錆色のアーマ」開幕、佐藤大樹「武器にも注目してほしい」

5

3397

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 867 2525
  • 5 シェア

「錆色のアーマ」が、本日6月8日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕。これに先がけて囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。佐藤大樹演じる孫一。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。佐藤大樹演じる孫一。

大きなサイズで見る(全26件)

「錆色のアーマ」囲み取材より。左から佐藤大樹扮する孫一、増田俊樹扮する織田信長。

「錆色のアーマ」囲み取材より。左から佐藤大樹扮する孫一、増田俊樹扮する織田信長。[拡大]

舞台版の上演を皮切りに、アニメ化をはじめとする“逆2.5次元”メディアミックス展開が予定されている本シリーズ。戦乱の世を舞台に“アーマ”と呼ばれる個性的な武器を携えた男たちの生き様が描かれる。舞台版は、脚本をなるせゆうせい、演出を元吉庸泰が担当する。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。孫一率いる雑賀衆の面々。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。孫一率いる雑賀衆の面々。[拡大]

囲み取材には孫一役の佐藤大樹と織田信長役の増田俊樹、W主演の二人が登壇。EXILEでは最年少パフォーマーとして活動する佐藤は「最高のスタッフとキャストが、ゼロから作り上げて来た舞台なので、早くお客様に観てほしいです」と自信をのぞかせる。また“逆2.5次元”プロジェクトについて「僕たちのキャラクターが、そのままアニメになったりします。僕が演じる孫一が率いる雑賀衆で言えば、稽古の段階からセリフの言い回しやポージングなど、自分たちが原作になるんだと意識しながら取り組みました」と明かした。さらに「初めて歌に挑戦するので、すごく不安だったんですが、皆さんが力を貸してくださいました。普段はダンスをやらせてもらっているので、踊る場面はチーム力でがんばりたいです」と意気込みを語った。それぞれが持つ武器“アーマ”については「男の子の本能として、オリジナルの武器を持つとすごくテンションが上がります。かなりこだわって作られているので、ぜひ武器にも注目してほしいです」と観客に呼びかけた。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から荒木健太朗演じる鶴首、佐藤大樹演じる孫一。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から荒木健太朗演じる鶴首、佐藤大樹演じる孫一。[拡大]

増田は「個人的には久しぶりに立つ舞台で、舞台には魔物が棲んでると言われるので、怪我のないようにしたいです。座長(佐藤)も、しっかり前を向いて歩いているので、時に歯向いつつ、その背中を追いたいと思います」と語る。自身が演じる信長については、「史実に残る人間なので、そこをなぞりつつ『錆色のアーマ』独自の信長像を探りながら作ってきました」と述べた。本作の見どころについては「アンサンブルの方々も含め、歌とダンスと殺陣が入り乱れます。全てに見どころがある挑戦的な舞台を作っていると思います」と自信を見せた。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から章平演じる木偶、平田裕一郎演じる黒氷。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から章平演じる木偶、平田裕一郎演じる黒氷。[拡大]

公開ゲネプロではまず、佐藤演じる孫一が傭兵集団・雑賀衆の面々を引き連れて登場。彼らはそれぞれの“アーマ”を持ち、戦乱の世に名乗りを上げていく。一方、増田演じる信長は、雑賀衆の兵力を手中に収め、天下統一を企てていた。孫一は、かつて故郷の村を襲った信長に対し深い恨みを持っており、雑賀衆と共に信長の城に攻め込むも、あっさりと捕まってしまう。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から神里優希演じるアゲハ、崎山つばさ演じる不如帰。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。左から神里優希演じるアゲハ、崎山つばさ演じる不如帰。[拡大]

信長の配下に加わることになった雑賀衆。敵味方が激しくもつれる戦いの場面では、スピーディな殺陣を披露する。孫一は刀と銃が一体になった武器“麒麟殺し”を使い、敵をはねのけていく。荒木健太朗演じる鶴首は長尺の“鳳凰落とし”、永田崇人演じる蛍火は二丁拳銃“烏天狗封じ”といったように、それぞれの強力な“アーマ”で華麗なアクションを繰り広げる。平田裕一郎演じる黒氷は、自らが作った新作の武器を右手に仕込んだ“白虎薙ぎ”、章平演じる木偶は大筒“玄武砕き”、神里優希演じるアゲハは人を惑わせる“朱雀惑い”、崎山つばさ演じる不如帰は怨念を操る妖銃“青龍穿ち”を駆使する。彼らは、時に必殺技を用いて窮地を切り抜けながら、多勢で攻めてくる敵を次々と倒していった。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。舞台奥から輝馬演じる顕如、栩原楽人演じる明智光秀。

「錆色のアーマ」ゲネプロより。舞台奥から輝馬演じる顕如、栩原楽人演じる明智光秀。[拡大]

乱戦の中、信長に復讐するチャンスをうかがう孫一は、次第に信長の求心力に惹かれ、また信長も孫一の才能に一目置くようになっていく。信長と敵対するのは、輝馬演じる顕如が率いる一向宗。救済信仰を掲げ信長打倒を狙う顕如は、市瀬秀和扮する数珠坊を味方につけ、さらに栩原楽人演じる信長の配下・明智光秀に謀反を起こさせようと画策していた。終盤にかけて進行していく信長暗殺計画。物語は本能寺へと集約されていく。孫一たちと信長に待ち受ける運命を、ぜひ劇場で見届けてみては。

公演は、6月8日から18日まで東京・AiiA Theater Tokyo、6月22日から25日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて。また会場では、12月末に発売予定の本作DVDの予約を受け付けており、劇場予約特典として、限定舞台写真3枚セットが同梱される。

※初出時、一部キャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像(全26件)

「錆色のアーマ」

2017年6月8日(木)~18日(日)
東京都 AiiA Theater Tokyo

2017年6月22日(木)~25日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

原案:「錆色のアーマ」プロジェクト
脚本:なるせゆうせい
演出:元吉庸泰
出演:佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)、増田俊樹 / 荒木健太朗永田崇人平田裕一郎章平神里優希崎山つばさ / 栩原楽人市瀬秀和輝馬 ほか

全文を表示

読者の反応

  • 5

魔王の小姓 @mori1582oran

“逆2.5次元”舞台「錆色のアーマ」開幕、佐藤大樹「武器にも注目してほしい」 https://t.co/EpNbq0zwc2

コメントを読む(5件)

関連記事

佐藤大樹のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 佐藤大樹 / 増田俊樹 / 崎山つばさ / 永田崇人 / 荒木健太朗 / 平田裕一郎 / 章平 / 神里優希 / 栩原楽人 / 市瀬秀和 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします