山の手事情社、異形の愛を問う「班女」を3バージョンで

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劇団山の手事情社「班女」が6月30日から7月4日まで東京・CLASKA The 8th Galleryにて上演される。

劇団山の手事情社「班女」チラシ表

劇団山の手事情社「班女」チラシ表

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三島由紀夫「近代能楽集」より「班女」を、「妙齢バージョン」「老齢バージョン」「若輩バージョン」の3バージョンで上演する本企画。「あなたの愛は『正常』ですか?」をキーワードに、愛する男を待ち続ける女・花子を、「妙齢」では野性的でエネルギッシュに、「老齢」では老女の設定で、「若輩」では“若輩キャスト”による初々しさをもって上演する。

構成・演出を手がける大久保美智子は、上演に向けて「三島由紀夫の描く『班女』には様々なテーマが隠されています。依存と愛の違いとは? 異形のものに惹かれてしまうのはなぜか? 闘いと愛の境目は? 人の幸福って?」「ぜひ3バージョンともご覧になってください。そしてこの世界を味わいつくしてください」とコメントを寄せている。なお本公演では、下掛宝生流能楽師・安田登との稽古を収めた映像「様式をめぐる冒険」が、同時上映される。

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劇団山の手事情社「班女」

2017年6月30日(金)~7月4日(火)
東京都 CLASKA The 8th Gallery

作:三島由紀夫(「近代能楽集」より)
構成・演出:大久保美智子
監修:安田雅弘
出演:大久保美智子、中川佐織、橋口久男、武藤知佳、鹿沼玲奈、田中零大

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能楽タイムズ編集部(能楽書林) @nohgakutimes

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