本作は、ソロダンスの可能性を追求するダンサーの櫻井郁也による最新作。「胸騒ぎ」や「あやうい兆し」の意である副題「Premonition」が付けられた本作「夜」について、櫻井は「それは、僕が今もはやジッとしていることができずに、そして抑えても鎮めようとしても凸発しそうな、この『オドリ衝動」から乱想されたことばの一つで、それは、現在の『よのなか』あるいは『ひと』を浸蝕しはじめている一種の『キキ(危機)』が洪水のように、わたくしの『身体の根の底』に、流れこみつつある、ことを示唆しているのかもしれない」と語り、「細胞のうづきから、骨のキシミから、身をゆするナニカ。眼球に、鼓膜に、骨に、直接ひびくナニカ。まるで言葉にできそうもない、神経の、肉の、血液の、底の底にふるえている焔(だんす)をさがしてみたい」と意気込みを述べている。
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