東京バレエ団が9月に「20世紀の傑作バレエ プティ-ベジャール-キリアン」と銘打ち、バレエ団初演となるローラン・プティ振付「アルルの女」とイリ・キリアン振付「小さな死」、そしてモーリス・ベジャール振付「春の祭典」を上演する。
東京バレエ団がプティの作品に取り組むのは、今回が初となる。主役の青年フレデリ役には8・10日にゲストの
5月中旬に都内にて行われた「アルルの女」公開リハーサルには、プティ作品の振付指導者であるルイジ・ボニーノとジリアン・ウィッテンガムも参加。ルイジは「ローラン・プティから私が学んだこと、それはすべてです」と語り、「彼が亡くなってからは、彼がいないことを今でも毎日寂しく思い続けています。それと同時に、私は彼の作品を伝えていくことに非常に重い責任を感じています。今のダンサー達にプティが望んでいたとおりに踊ってもらえるように、最大限の努力をしています」と意気込みを語る。
上野は18歳の時にプティに出会ったと言い、「レッスンでグランジャンプをしているとき、プティさんにレッスンをしているスタジオから隣のスタジオまでそのままジャンプをするように言われました。そのときに『それ、その瞬間があってはならない。パとパの間に隙間があってはならない』と言われたことは特に印象に残っています」とリハーサル中の思い出深いエピソードを語る。そして「私は今、心の表現ができるダンサーに変わっていかなければならない時期です。舞台を観ているお客様の胸がいっぱいになるよう、新たな気持ちで作品に取り組んでいきたいと思っています」と真摯に語った。
公演は9月8日から10日まで東京・東京文化会館にて。チケットは明日5月27日10:00より一般販売を開始する。
東京バレエ団「20世紀の傑作バレエ プティ-ベジャール-キリアン」
「アルルの女」「小さな死」「春の祭典」
2017年9月8日(金)~10日(日)
東京都 東京文化会館
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