「ハイキュー!!」展は“ひとつの結晶”、八百屋舞台のマッピングを間近で再現

1

2075

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 618 1408
  • 49 シェア

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」が本日4月25日から東京・東京ドームシティ内に新設されたギャラリー、Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて開催。これに先がけ内覧会とオープニングセレモニーが行われた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。前列左から、ウォーリー木下、小坂涼太郎、木村達成、三浦海里。後列左から、冨森ジャスティン、猪野広樹、秋沢健太朗、須賀健太、塩田康平、橋本祥平、川原一馬。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。前列左から、ウォーリー木下、小坂涼太郎、木村達成、三浦海里。後列左から、冨森ジャスティン、猪野広樹、秋沢健太朗、須賀健太、塩田康平、橋本祥平、川原一馬。

大きなサイズで見る(全45件)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。ゴミ捨て場のシーンの再現

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。ゴミ捨て場のシーンの再現[拡大]

これまでの公演で使用された舞台セットや小道具、衣装などが展示される本展覧会。最大の見どころは、初演から「烏野、復活!」までの96公演で使われた舞台セットの展示だ。傾斜の付いた八百屋舞台に投影される約10分間のオリジナルのプロジェクションマッピングを楽しめるほか、来場者は足跡やバミリ(位置を示す印)がそのまま残った舞台に、実際に上がることができる。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。舞台セットの展示。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。舞台セットの展示。[拡大]

各校の衣装コーナーでは、デザインのコンセプトや豆知識を紹介。ほかにもバックステージの再現や、撮影コーナー、ボツになったアイテム紹介や未公開写真コーナーなど、盛りだくさんの内容となっている。なお来場者にはオリジナルプレイヤーズカード(全36種)から1枚がランダムに配布される。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。テープカットをする出演者。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。テープカットをする出演者。[拡大]

オープニングセレモニーには「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」の演出を手がけるウォーリー木下、出演者の須賀健太木村達成小坂涼太郎三浦海里塩田康平橋本祥平川原一馬秋沢健太朗猪野広樹冨森ジャスティンが、展覧会のグッズ「劇団『ハイキュー!!』オリジナルジャージ」に身を包み、登場。和気あいあいと展覧会への思いを語った。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。[拡大]

ウォーリーは「演劇『ハイキュー!!』は展覧会ができるくらい、みんなでわいわい考えたアイデアが詰まった作品。初演のときから展覧会をやりたかった。やっと実現しました」と目を輝かせる。続く須賀は、「演劇『ハイキュー!!』が始まって2年経ちました。いろんなアイデアを詰め込みながら、こうして一歩いっぽ、演劇『ハイキュー!!』と共に歩んで来れたんじゃないかと思います。そのひとつの結晶がこういった形で実現することができました。僕たちにとってもうれしく、皆さんへの感謝の気持ちがこもった展示です」と挨拶。木村は「久しぶりに写真やセットを見たらジンと来ちゃって……。映像とかも感極まるものがありました。俺らがやってたことは間違いじゃなかったと本当に思えた、その瞬間を改めて実感できました」と感慨深げな様子を見せた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。オリジナルプレイヤーズカード(全36種)をアピールする須賀健太。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」オープニングセレモニーより。オリジナルプレイヤーズカード(全36種)をアピールする須賀健太。[拡大]

塩田は「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』と掛けまして、『ハイキュー!!』展を見た今の気持ちととく!」と謎掛けを披露。須賀が「その心は!」と合いの手を入れると、「“かんげき”です!」と答え、共演者たちから「よっ!」「へい!」と歓声が上がった。続いて各出演者から「展示の最後に飾られているサインでは、演じてるキャラクターとはまた違った個性がわかるのでお楽しみに」(小坂)、「舞台には傷が、お面にはメイクが残ってたりと新たな発見があると思います」(三浦)、「ボツになったアイデアの展示もあるのでそれも楽しんで」(秋沢)、「『烏野、復活!』の合宿のシーンで使った布団もあるので、はふはふしてもらったら匂いもかげるかもしれません」(猪野)、「実際に傾斜の舞台立っていただいて『これはキツい!』と体感していただけたら」(冨森)とそれぞれに見どころが語られる。川原は「僕たちが一からディスカッションしながら作ってきた演劇『ハイキュー!!』の軌跡を、少しでも感じてもらえたらうれしい」と来場者に呼びかけ、橋本も「『ハイキュー!!』愛が詰まった展示です。浸ってください!」と続いた。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」より。[拡大]

最後に須賀が「入ってすぐに日向のマネキンがあるんですけど、幼稚園生くらいの大きさのマネキンに僕の衣装を着せておりますので、想像よりも相当小さい設定となっております。ぜひ実際入ってチェックしていただけたら」とアナウンスし、会場を和ませる。さらに「28日からはTOKYO DOME CITY HALLで演劇も始まります。東京ドームを『ハイキュー!!』一色にできたら」と意気込み、セレモニーを締めくくった。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」は5月28日まで。開催に合わせ、東京ドームシティ内4カ所にはフォトスポットが展開されている。さらに本展の入場券を東京ドームシティ内対象カフェ、レストランで提示すると、数量限定でオリジナルステッカーが贈られる。そして「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“勝者と敗者”」の東京凱旋公演は、4月28日から5月7日まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて行われる。

※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像(全45件)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』展」

2017年4月25日(火)~5月28日(日)
東京都 東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“勝者と敗者”」

2017年3月24日(金)~26日(日)※公演終了
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2017年3月31日(金)~4月2日(日)※公演終了
宮城県 多賀城市民会館 大ホール

2017年4月13日(木)~16日(日)※公演終了
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2017年4月21日(金)~23日(日)※公演終了
福岡県 キャナルシティ劇場

2017年4月28日(金)~5月7日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出:ウォーリー木下
脚本:中屋敷法仁・ウォーリー木下

キャスト

烏野高校

日向翔陽:須賀健太
影山飛雄:木村達成
月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷夕:橋本祥平
縁下力:川原一馬
澤村大地:秋沢健太朗
菅原孝支:猪野広樹
東峰旭:冨森ジャスティン

青葉城西高校

及川徹:遊馬晃祐
岩泉一:小波津亜廉
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:有澤樟太郎
矢巾秀:山際海斗
渡親治:齋藤健心
花巻貴大:金井成大
松川一静:白柏寿大

音駒高校

孤爪研磨:永田崇人
黒尾鉄朗:近藤頌利

烏野高校 OB

嶋田誠:山口賢人

烏野高校 顧問・コーチ

武田一鉄:内田滋
烏養繋心:林剛史

全文を表示
(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

読者の反応

  • 1

ステージナタリー @stage_natalie

「ハイキュー!!」展は“ひとつの結晶”、八百屋舞台のマッピングを間近で再現 https://t.co/XZitrrORyu https://t.co/S22vTCtN4H

コメントを読む(1件)

関連記事

須賀健太のほかの記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 須賀健太 / 木村達成 / 小坂涼太郎 / 三浦海里 / 塩田康平 / 橋本祥平 / 川原一馬 / 秋沢健太朗 / 猪野広樹 / 冨森ジャスティン の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします