シアターコクーン・オンレパートリー2017「危険な関係」が10月に東京・Bunkamura シアターコクーン、11月上旬に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
本作は、フランスの作家ピエール・ショデルロ・ド・ラクロによる恋愛心理小説をもとに、1985年に初演されたクリストファー・ハンプトンの戯曲。18世紀末のパリの社交界を舞台に、稀代のプレイボーイ・ヴァルモン子爵と、妖艶な貴婦人・メルトゥイユ公爵夫人の2人が仕掛ける恋愛ゲームが描かれる。日本での1988年に初演され、その際の演出はデヴィッド・ルヴォーが務めた。
今回の演出は、日本初登場となるロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身のリチャード・トワイマンが担当。ヴァルモン子爵役には、4年ぶり2度目の舞台出演となる
演出のリチャード・トワイマンは上演に際し、「カリスマ性を持った玉木さんは、お客さんの心をつかんだ魅力的なヴァルモンをつくりあげてくれることでしょう。京香さんは、自身の持つ強さと人間性によってこれまでになかったメルトゥイユになると思います」と期待を寄せている。
玉木宏コメント
4年ぶり2度目の舞台出演について
初舞台の際、舞台ってこんなにも楽しいんだと体感させてもらい、千秋楽の幕が降りた時から、もっともっと舞台経験を積みたいと思っていましたが、あっという間に4年が経ってしまいました。
また、あの時間を体感でき、観劇してくださる皆様にお届け出来る日が来ると思うとワクワク高揚します。
鈴木京香との初共演について
初めてご一緒させて頂きますが、かねてより共演したいと思う方でした。
上品な佇まいがメルトゥイユ伯爵夫人にぴったりだと感じております。
今回の役の様な、品位に中に潜む狂気をどのようにアプローチされるのか楽しみにしています。
自身が演じる役について
直接的な喜劇ではなく、人間が絡み合い、喜劇と悲劇が混在するストーリーだと感じており、このストーリーを届けるには、この時代背景が必要な作品だと思っているので、外国人役に戸惑いはありません。今回演じるヴァルモン子爵は登場人物の心と肉体を動かす役どころになるので、自信や野心に満ち溢れてはいるけれど、ピュアな一面も持ち合わせたヴァルモンという男の人生の機微を大切に臨みたいと思います。
鈴木京香コメント
出演決定について
セリフの美しさにひかれています。
そして見かわす視線の多彩さ複雑さに驚いています。
舞台の上で、どれだけ細やかな表現ができるかが、私にとっての大きな挑戦です。
玉木宏との初共演について
多くの女性を魅了するフランスの光源氏のような役ですが、
玉木さんは色気を感じさせる演技の光る方です。
きっと素晴らしいヴァルモンになられるでしょう。
自身が演じる役について
以前、ジャンコクトーの「声」で演じて以来の外国人の役です。
外国のコスチュームを違和感なく纏うだけでなく、社交界に君臨する女性としての知性と貫禄も必要な役です。トワイマンさんには文化の違い以外にもたくさんの質問をして役を作りたいと思います。
リチャード・トワイマン コメント
カリスマ性を持った玉木さんは、お客さんの心をつかんだ魅力的なヴァルモンをつくりあげてくれることでしょう。京香さんは、自身の持つ強さと人間性によってこれまでになかったメルトゥイユになると思います。
「危険な関係」は人間ドラマを描いた近年の傑作戯曲です。彼ら二人ならそのスケールを舞台上で表現できると、今から楽しみにしております。
シアターコクーン・オンレパートリー2017 DISCOVER WORLD THEATRE vol.2「危険な関係」
2017年10月
東京都 Bunkamura シアターコクーン
2017年11月上旬
大阪府 森ノ宮ピロティホール
作:クリストファー・ハンプトン
翻訳:広田敦郎
演出:リチャード・トワイマン
出演:
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あっあっ!!!
これな!!
すみかちゃんだから行くしか
玉木宏×鈴木京香「危険な関係」上演決定、共演に野々すみ花 https://t.co/iSntB5z0q7