4月に上演されるブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」の公開稽古が、昨日3月17日に都内にて行われた。
「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」は、チャールズ・M・シュルツのマンガ「ピーナッツ」を原作としたミュージカル。チャーリー・ブラウン役を
稽古で披露されたのは、本作のタイトルにもなっている「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」と、敬愛するベートーベンへのあふれる愛をシュローダーが力強く歌い上げる「ベートーベン・デイ」、食事が大好きなスヌーピーによるショーナンバー「サパータイム」の3曲。「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」について、演出の小林は「実は深いテーマが隠されているナンバー。チャーリーがみんなから讃えられている理由や、『チャーリーの美しさというのはこういうところなんだ』ということを伝えるための伏線になっている曲だと思います」と説明し、期待を煽る。また「サパータイム」のシーンでは、食事にありつけた喜びをスヌーピー役の中川が高らかな歌声で表現。さらに中川は「ワンワン!」と鳴き声を上げたり、ブルブルと身体を震わせながら、愛らしい仕草でスヌーピーを演じて見せた。
公開稽古後に行われた囲み取材には、出演者の6人が出席。村井は「チャーリーは、普通の子の代表のようなキャラクターと言われていますが、『普通というのは、シンプルであるがゆえに難しい』と思いながら役作りをしています。ですがチャーリーには、ダメながら前進していく力強さがある。そこが彼の魅力だと思います」と自らの役への思い入れを語り、「簡単に(作品を)作りたくないですね。みんなとコミュニケーションを取りながら、素敵な作品にできるようにがんばります」とコメントした。続く中川は本作について、「『ああ、こういうことあったよね』と自分の人生と照らし合わせながら楽しめる上質なミュージカルになっています」と述べ、「僕たちのチームワークと、この作品の持つ普遍性がかっちりハマったとき、劇場で最高の瞬間をお届けできるのでは」と意欲を見せた。
古田は自身が演じるライナスについて、「知識があって哲学的なところもあるが、子供らしい部分は誰よりも子供らしい。そこがライナスの魅力だと思います」と答え、田野は「サリーは、喜怒哀楽が激しい女の子。最初はすんなり役に入っていけるかなと思っていたんですが……(苦笑)。いつも全力でぶつかっていく6歳の女の子を演じられるよう、今勉強中です」と苦労を明かす。また「子供とは何か、この作品の魅力とは何かということを考えながら、役を固めていっているところ」という高垣は「愛するシュローダーにアタックし続ける、ルーシーのポジティブさを見習いたい」と笑顔で回答。そして東山は本日の公開稽古を振り返り、「本番ではもっともっと熱い『ベートーベン・デイ』をお届けしたいです」と意気込んでみせた。公演は4月9日から25日まで東京・シアタークリエにて。
ブロードウェイミュージカル「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」
2017年4月9日(日)~25日(火)
東京都 シアタークリエ
原作:チャールズ・M・シュルツ「ピーナッツ」
脚本・音楽・詞:クラーク・ゲスナー
追加脚本:マイケル・メイヤー
追加音楽・詞:アンドリュー・リッパ
訳詞・演出:
キャスト
チャーリー・ブラウン:
ルーシー:
サリー:
ライナス:
シュローダー:
スヌーピー:
大和悠河(声の出演)
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