仙台が拠点のLondonPANDA、生前葬モチーフの「生きてるくせに」上演

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演劇企画集団LondonPANDA 若手演出家コンクール 2016・最終審査会公演「生きてるくせに」が、3月1・4日に東京・「劇」小劇場にて上演される。

「おふとんのなか」より。

「おふとんのなか」より。

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左上から時計回りに小畑次郎、浦川拓海、東谷英人、中村美貴。

左上から時計回りに小畑次郎、浦川拓海、東谷英人、中村美貴。[拡大]

2007年に東京で旗揚げし、2016年から仙台を拠点に活動している演劇企画集団LondonPANDA。”近所に居そうだけど見たことはない人々”をモチーフに、人間の闇を感じさせる作品を手がけている。2016年に上演した「おふとんのなか」で若手演出家コンクール2016優秀賞を受賞するなど躍進中の同劇団が、生前葬をテーマにした「生きてるくせに」を上演する。突然生前葬がやりたいと言い出した父によって翻弄される家族の物語だ。

作・演出の大河原準介は作品について「作品の着想は周りの実在の人物から得ることがあり、今回は、自分の義父(67歳・演劇は素人)に、『俺も芝居に出させろ』と(どこまで冗談なのか)言われたことが発端になりました。義父を主人公にどんな話が書けるだろうと思ったときに、三角の”天冠”を付ける父、『それだけはやめろ』と言う息子という絵が浮かび、面白くなりそうな予感がしました」と語っている。

大河原準介コメント

演劇を続けてきて何を一番大事にしているのかと言ったら、やっぱり「笑い」なんだなと思います。
演劇界を見渡せば、ウェルメイドコメディの笑いはどこか生暖かく、エッジの効いた笑いを組み込むと今度は芝居の部分がおざなりになりがちな気がします。
それでも笑いと芝居は両立できる、”計算されたシュールな笑い”を狙いたいと常に思っています。

作品の着想は周りの実在の人物から得ることがあり、今回は、自分の義父(67歳・演劇は素人)に、「俺も芝居に出させろ」と(どこまで冗談なのか)言われたことが発端になりました。義父を主人公にどんな話が書けるだろうと思ったときに、三角の”天冠”を付ける父、「それだけはやめろ」と言う息子という絵が浮かび、面白くなりそうな予感がしました。

すぐ隣で生じているかもしれないけれど非現実的にも思える人の生き様を発現させ、人に付けられたレッテルを薄ーくはがし、常識を斜めに眺めて、ポップ・ブラック・シュールな笑いで描きます。

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演劇企画集団LondonPANDA 若手演出家コンクール 2016・最終審査会公演「生きてるくせに」

2017年3月1日(水)・4日(木)
東京都 「劇」小劇場

作・演出:大河原準介
出演;小畑次郎、浦川拓海、中村美貴、東谷英人、木村涼

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霞の目 @sendainomikui

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