俳優業の傍ら、イラストレーターとしても活動する唐橋。本展では、福島県生まれの唐橋が震災後に手がけた“モノ・クロウ”と称するアートワークの最新作や、それらを和紙や生地に施した行灯、走馬灯などが展示される。2012年に行われた「Mono Klow」展以来、5年ぶりとなる個展開催にあたって、唐橋は「日本の仄暗い場所にもう少しだけ踏み込んだ絵を描いたつもりです」と新作にかける思いを語った。また会場では、オリジナルグッズや過去作品の画集も販売予定だ。
唐橋充コメント
この度「Mono Klowの庭」という展示会を開催いたします。2012年、の「Mono Klow」展から五年空いたものの、テーマはそのままに、
日本の仄暗い場所にもう少しだけ踏み込んだ絵を描いたつもりです。
テーマというのは、福島での地震で、私の感じた徒然のことです。
それをひとりぼっちのカラスのこども、モノ・クロウに預けた世界。
本来、絵を描くだけだったら、砂浜に指で、乾いた地面に涙で…と、そのようにしてできる行為のはずが、
私が絵を描く時の多くでは、電気を使います。
それで、2012年の展示会では太陽光で感光できるシルクスクリーン版画で、イラストを刷りましたが、
今回は、版画ではないし、電気を使わない日本伝統の照明である行灯で……、
と思ったものの、火を使っていい場所なんてないので、LED の行灯ですし。
それでも、当時のあの苦しさを自分が忘れてしまわないように、
お庭の縁側で時間を見つめるような場所を作りたい。
そのようにして、モノ・クロウのお庭を作りました。
ご都合よろしければ、この仄暗い庭で、ゆっくりとしたそれぞれの時間を
ご堪能いただけるかと思います。
ご来園をお待ちいたしております。
唐橋充の展覧会「『Mono Klowの庭』~僕の庭には、影と色とがひとつずつ~」
2017年2月3日(金)~19日(日)10:00~18:00
東京都 クリエイションギャラリー日本橋箱崎
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ちばこうき @komododragon1k8
お、行けるかな…最近の絵は知らないけど、キュウレンジャーの88星座イラストの一部でも観られたらいいが。
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