5・6・9月に全国5カ所で上演される、
本作は、2006年に初演された「アマテラス」に続く、玉三郎と鼓童の共演作第2弾。「幽玄」をテーマに、“世阿弥が見た世界”を「羽衣」「道成寺」「石橋」といった能の代表的な演目を題材にして表現する。第1弾と同じく玉三郎が演出を担当し、出演には玉三郎、鼓童に加え、花柳壽輔をはじめとする花柳流の舞踊家が名を連ねている。
会見には玉三郎のほか、鼓童メンバーの
演目の内容は、第1幕で「羽衣」を、第2幕では「石橋」と「道成寺」を上演。玉三郎は「羽衣」では天女、「道成寺」では花子、「石橋」では獅子として登場し、「私が着ております衣装あるいは様式には、歌舞伎的な雰囲気を持ち込みたいと考えています」と具体的なイメージを語った。
また今回、鼓童は能楽の様式をもとに演奏を繰り広げる。石塚は「普段、鼓童の作品は人間が生活をしている様や呼吸が通った音楽を演奏しますが、能楽は『人間じゃないところに行く』という印象です」と稽古の感想を述べ、「これまでよりも敷居が高く、難易度の高く、大変難しい作品になるとは思いますが、それをお客様にはシンプルに楽しんで頂けるように、皆さまの記憶に残るような素晴らしい作品になるよう精一杯務めさせて頂きます」と意気込みを述べる。中込も「同じ太鼓でもこんなにも表現が違うものなのかと難しさを感じているところです」と実感を語りながら「玉三郎さんは今まで気付かなかったような太鼓の響きを気付かせてくださいます。今回もどんな新しい太鼓の響きが発見できるのか楽しみです」と期待を語った。
公演は、5月16日から20日まで東京・Bunkamura オーチャードホール、5月26日から28日まで新潟・新潟県民会館、5月31日から6月2日まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、9月2日から18日まで福岡・博多座、9月21日から23日まで京都・ロームシアター京都 メインホールにて行われる。
坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」
2017年5月16日(火)~20日(土)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
2017年5月26日(金)~28日(日)
新潟県 新潟県民会館
2017年5月31日(水)~6月2日(金)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール
2017年9月2日(土)~18日(月・祝)
福岡県 博多座
2017年9月21日(木)~23日(土・祝)
京都府 ロームシアター京都 メインホール
演出・出演:
出演:太鼓芸能集団
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