小説、戯曲・シナリオ、評論・伝記、詩歌俳句、研究・翻訳、随筆・紀行の全6部門からなる読売文学賞は、戦後の文芸復興の一助とするため、1949年度に創設された総合文学賞。68回目の開催となる今回は、KERAのほか、小説家・リービ英雄や批評家・今福龍太らが各賞を獲得。なお受賞者には正賞として硯、また副賞として200万円が贈与される。
2016年11月から12月にかけて、世田谷パブリックシアター+KERA・MAP♯007として上演された本作は、ウディ・アレン監督の映画「カイロの紫のバラ」をもとにした、KERA流ファンタジックコメディ。キャストには、妻夫木聡、緒川たまきをはじめ、ともさかりえ、三上市朗、佐藤誓、橋本淳、尾方宣久、廣川三憲、村岡希美らが名を連ねた。さらに本作は、第4回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞にも選出されたほか、KERAは第51回 紀伊國屋演劇賞個人賞を獲得している。
第68回読売文学賞
小説賞
リービ英雄「模範郷」(集英社)
戯曲・シナリオ賞
ケラリーノ・サンドロヴィッチ「キネマと恋人」
随筆・紀行賞
今福龍太「ヘンリー・ソロー 野生の学舎」(みすず書房)
評論・伝記賞
梯久美子「狂うひと『死の棘』の妻・島尾ミホ」(新潮社)
詩歌俳句賞
ジェフリー・アングルス「わたしの日付変更線」(思潮社)
研究・翻訳賞
塩川徹也・訳 パスカル「パンセ」全3冊(岩波書店)
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