2012年7月に同作でブロードウェイデビューを飾った米倉が、5年ぶりにカムバック。ロングラン20周年を記念して行われる7月のブロードウェイ公演、および8月のジャパン・ツアー公演に、主人公のロキシー・ハート役として再び登場する。
作曲をジョン・カンダー、作詞・脚本をフレッド・エッブ、脚本・振付をボブ・フォッシーが手がけた「シカゴ」は、トニー賞6部門、オリヴィエ賞2部門、グラミー賞を受賞し、昨年2016年11月にはロングラン20周年を迎えた人気作。劇中では、愛人殺しに手を染めたロキシー・ハートとヴェルマ・ケリーが、悪徳弁護士のビリー・フリンと手を組んで、世間を手玉にとりスターダムへとのし上がろうとするさまが描かれる。
上演にあたって米倉は「私の女優人生においてとても大切な作品で、この作品と出逢えたことは運命だと思っています。5年というブランクに不安もありますが、それ以上にロキシーをもう1度演じることの出来る喜びで胸がいっぱいです!」とコメント。またプロデューサーを務めるバリー・ワイズラーは「驚くべき女優を、この20周年のアニバーサリー・イヤーに迎えることは私たちにとって大きな誇りです! 気がはやいですが、『涼子、お帰りなさい。』」と米倉にエールを送った。
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」は、7月にブロードウェイで上演されたのち、8月2日から13日まで東京・東急シアターオーブにてジャパン・ツアー公演が行われる。ジャパン・ツアーのチケットは4月22日に一般発売。
米倉涼子コメント
20周年という節目の年に、CHICAGOに再挑戦できること、とても光栄です。
CHICAGOを初めて観た時から、音楽・衣装・ダンス全ての虜になり、そこから始まり、2008年にこの作品の初舞台を踏ませて頂きました。私の女優人生においてとても大切な作品で、この作品と出逢えたことは運命だと思っています。5年というブランクに不安もありますが、それ以上にロキシーをもう1度演じることの出来る喜びで胸がいっぱいです! 歳を重ねたことでまた違った世界観を表現できるのではないかと今から楽しみです。沢山の方々に楽しんで頂きたいので、自分にも悔いのないよう全力で挑みます!
バリー・ワイズラー コメント
愛と努力、そして類稀なる才能を注いでくれている涼子が、ブロードウェイに戻ってくれることは、この上ない喜びです。初演から20年を迎え、『シカゴ』は円熟したエンターテインメントをブロードウェイ、そして全世界の人々に発信する場となりました。『シカゴ』はアメリカ作品のミュージカルでブロードウェイ最長のロングラン記録を持ち、世界では34か国、473都市、12言語で上演されています。2012年のブロードウェイ・デビューから5年が経ち、女優、そして女性として経験を積んだ涼子を客席から観ることが今から楽しみです。ロキシーは、脚本上は「アメリカ国籍の白人女性」ですが、私たちはアフリカ系アメリカ人、メキシコ人の女優らを起用し、人種の壁を壊してきました。その中でも涼子が「アメリカ国籍のアジア系女性」としてロキシーを演じたことは画期的な出来事です。今年、新しい局面を迎えるアメリカにとって、彼女の演技は、観客のみならず、ブロードウェイの演劇界に革新を与えてくれるでしょう。なぜなら涼子は、このショーの普遍的な魅力と世界的展開を実現させた生きた証です。日本語と英語でこの役を演じることができ、彼女の才能は国境と言語を超越します。驚くべき女優を、この20周年のアニバーサリー・イヤーに迎えることは私たちにとって大きな誇りです! 気がはやいですが、「涼子、お帰りなさい。」
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」
2017年7月3日(月)~13日(木)予定
アメリカ ニューヨーク・アンバサダー劇場
2017年8月2日(水)~13日(日)
東京都 東急シアターオーブ
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