公開されたのは1幕。開演とともに、
華やかなショーシーンのあと、場面は一転して、
夢を追いかける実直な青年クリフを、小池は持ち前の爽やかさと明るい歌声で表現。また、クリフを取り巻く、下宿の女主人シュナイダー役を演じる
しかしなんといっても圧巻は、サリーのショーシーンだ。「ママに言わないで」「マイン・ヘル」など、アンサンブルを従えた堂々たるソング&ダンスはもちろん、「キャバレー」での伸びやかな歌唱には、初ミュージカルとは思えない余裕もあって、「ベルリン1のキャバレー、キット・カット・クラブの歌姫ここにあり」という自信と華が備わっていた。
そんな長澤の迫力に、石丸をはじめ、キャストの熱はどんどん高まり、舞台はあっという間に1幕終盤へ。シュナイダーとシュルツの婚約式で、サリーとクリフをはじめ、皆が幸せな空気に包まれる中、左腕にナチスの腕章をつけたエルンストが現れ、場の空気は一気に緊迫したものに。不穏な余韻を残しながら、舞台は2幕へと続くのだった。
激動の時代へと突入するベルリンを背景に、時勢に翻弄されていく市井の人々の姿を笑いとともに描き出す、松尾スズキ演出版ミュージカル「キャバレー」。今回の上演では、10年前の初演以上に、ショーシーンはさらにゴージャスに、ドラマの部分はより色濃く描き出された。ミュージカル「キャバレー」は明日1月11日に初日を迎える。
ミュージカル「キャバレー」
2017年1月11日(水)~22日(日)
東京都 EX THEATER ROPPONGI
2017年1月26日(木)~29日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2017年2月4日(土)・5日(日)
大阪府 フェスティバルホール
2017年2月10日(金)~12日(日)
宮城県 仙台サンプラザホール
2017年2月17日(金)~19日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター 大ホール
2017年2月24日(金)~26日(日)
福岡県 福岡サンパレス ホール
上演台本・演出:
台本:ジョー・マステロフ
作曲:ジョン・カンダー
作詞:フレッド・エブ
翻訳:
キャスト
サリー・ボウルズ:
MC:
クリフ:
シュルツ:
エルンスト:
コスト:
シュナイダー:
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正法眠蔵 @sadistasadis
ビジュアルを見て元ネタがライザ・ミネリの『キャバレー』だとわかた。
長澤まさみ、初ミュージカル「キャバレー」で大胆な歌&ダンス披露 https://t.co/O7dWfX39y5