2017年7月から3ヶ月間にわたり上演されるミュージカル「ビリー・エリオット~
まず会見冒頭で、ホリプロ代表取締役社長の堀義貴が挨拶。「アジアでは韓国に続いての上演となります。韓国、ロンドンのキャストと比べても、今回の日本公演でビリー役を演じる子たちはすばらしいです。女性のお客様が多いミュージカル作品ですが、ぜひ男性にも観ていただきたい。これはファミリーミュージカルではなく、1人の人間が夢に向かって希望を見出していく、エネルギーに満ちあふれたパワフルな作品です」と作品への熱い思いを語る。
続けて、本作のエグゼクティヴ・プロデューサーであるルイーズ・ウィンザーズ、アソシエイト・ディレクターのサイモン・ポラード、アソシエイト・ミュージックスーパーバイザーのスティーヴン・アモス、アソシエイト・コレオグラファーのトム・ホッジソンが登壇し、8カ月に及ぶオーディションを振り返るとともに、ビリー役に決定したメンバーのがんばりを称えた。
本作では、2015年11月にビリー役候補の募集を開始し、途中でメンバーを厳選しながら、長期育成型オーディションを行ってきた。クラシックバレエを熊川哲也が主宰するKバレエスクールが、タップをHIDEBOHが主宰するHiguchi Dance Studioが、アクロバットをコナミスポーツクラブが担当するという強力な布陣で、最終候補者7名から昨日、4名が決定した。
その4名、加藤航世、
そんな彼らの様子を見ながら、ルイーズ・ウィンザーズは「オーディションでは1000人以上の子供たちを審査しましたが、その子たちそれぞれの個性をまず見極め、トレーニングを重ねました。その中から選ばれたこの4人は、本当に特別な子たちです」と笑顔でコメント。また、スタッフチームはオーディションを通して技術はもちろん、彼らのきらめきや可能性、強さや役に対する意欲を見てきたと語り、ビリー役の難解さを述べた。中でもサイモン・ポラードは「世界にはもう100人以上ビリー役を演じた子達がいますが、この4人もまたそれぞれ全然違っていますし、それぞれユニークなビリーになると思います。なのでぜひ4回観に来ていただきたい!」と太鼓判を押す。
また、合格が決定した時にまず誰に伝えたかという質問に対しては、「まずパパに電話して。そうしたら大はしゃぎしていて僕までうれしくなりました」(加藤)、「僕は一番最初に連絡したのは(同じくこのオーディションを受けていた)お兄ちゃんで。お兄ちゃんは“僕もゆったりしていられないな、ダンスでがんばらないといけないな”って言ってました」(木村)、「お父さんは日本じゃないところに住んでいるので電話で受かったと伝えたんですけど、お父さんがおめでとうと言ってくれて、2人で喜びました。そのあとLINEでも『おめでとう』のスタンプがすごく送られてきました(笑)」(前田)、「合格の発表があった時にお母さんも一緒にいたんですけど、僕は実感がわかなくて。でもお母さんがぽろぽろ泣いているのを見たら僕も涙が出てきました。僕は熊本から来ていて、熊本は地震とかもあったけれど僕を応援してくれた人たちがたくさんいて、その方たちにも喜んでもらえてうれしかった」と、それぞれの心境を語った。
なお本日、ビリー役以外のキャストも発表された。ビリーの父親役を
ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」
プレビュー公演
2017年7月19日(水)~23日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2017年7月25日(火)~10月1日(日)
東京都 TBS赤坂ACTシアター
2017年10月15日(日)~11月4日(土)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
ロンドンオリジナル・クリエイティブ・スタッフ
脚本・歌詞:リー・ホール
演出:スティーヴン・ダルドリー
音楽:
振付:ピーター・ダーリング
日本公演スタッフ
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
出演
加藤航世、
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