1962年の音楽劇「メカニズム作戦」を、流山児祥×朝比奈尚行が“寓話”に

流山児★事務所の流山児祥が演出を手がける「音楽劇『メカニズム作戦』」が、2017年1月13日から29日まで東京・Space早稲田にて上演される。

本作は、観世榮夫の演出、米倉斉加年主演で劇団青年藝術劇場が初演した、宮本研による1962年の音楽劇。同年、宮本が岸田國士戯曲賞を受賞したこの作品では、組合運動に参加し、社会との軋轢の中で自らのアイデンティティを見出す若者たちの姿が描かれる。

今回、流山児は時々自動を率いる朝比奈尚行とタッグを組み、当時の再現ではなく“寓話”として本作を現代に成立させる試みを行う。なお本作は、文化庁による平成28年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業の「日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演」として上演され、キャストの木場允視、関谷春子、大浦千佳、武田智弘、山下直哉、五島三四郎、佐原由美が育成対象になっている。