12月3日に東京・帝国劇場で開幕した「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」。帝国劇場を2ヶ月にわたり沸かせる話題作の模様を、ステージナタリーがレポートする。
東京のとある劇場を舞台に、ショービジネスの世界でスターになることを夢見る若者たちが、挫折や葛藤を繰り返しながらも、“SHOW MUST GO ON”の精神で希望に立ち向かう物語。ショービジネスの世界で活躍中のスターである
オープニングは色とりどりの燕尾服を着たキャストがずらりと並び、歌とダンスで観客を魅了する。彼らを引き立てるのが、吊り式と可動式、複数のLEDパネルだ。まばゆい光を放ちながら舞台が次々と展開する中、突如アクシデントが起きる。あわやショーが中止になるかと思いきや、
まずは、過去へ。藤ヶ谷は、自然災害や戦争など、過去の悲劇を通して“今”を伝えようとする。一方の玉森は、1964年の東京オリンピックをはじめ、戦後日本人が成した偉業から“今”の素晴らしさを語りかける。2人は一見すると正反対のことを語りながら、実は両方のベクトルから“今”という座標点をぴたりと指し示してみせるのだった。
休憩のあと、スペシャルゲストとして堂本光一が登場。スパンコールに彩られた黒の衣装で、歌とダンスを披露した。曲終わりで平野、永瀬、高橋の3人も舞台に現れ、フリートークが繰り広げられる。12月15日夜が4回目のゲスト出演だった堂本は「今日はジャニーさんにどうしてもと言われてきました」と語り、「そんなふうに言っていただけるとは、長年やってきて信頼を得られたのかな」と笑顔を見せた。堂本は2017年2月1日より、主演1500回達成記念公演の「Endless SHOCK」で同劇場の舞台に立つ。帝劇をよく知る堂本は「帝劇は、役者としての先輩たちが築き上げた由緒あるすてきな劇場ですから、感謝の気持ちを忘れず、この作品が愛していただけるように、ジャニーさんの夢を届けられるように頑張ってね」と後輩たちにエールを送る。また、初日にゲスト出演した東山紀之と一緒に何か出来たらいいねと話していることを明かすと、平野、永瀬、高橋は「ぜひ!」と元気に応えた。
堂本が舞台袖にはけると同時に再び物語が始まり、平野、永瀬、高橋の3人は、光り輝く先輩スターたちを追いかけて宇宙へ。火星、水星と旅するうちに彼らがたどり着いたのは、老人が1人暮らす氷の星だった。その老人こそ、“プロデューサー”の父で、時に“狂気”とも言われた伝説の大プロデューサーだ。そこにいつの間にか佐藤も現れて、若者たちは老人に教えを乞うが……。彼らが葛藤の末辿り着く物語の結末は、舞台で確かめよう。
エンディングでは再び、歌とダンスにフライング、そしてカラフルな光の洪水で舞台が埋め尽くされる。続けて大階段が登場し、白の燕尾服姿の出演者たちがチャールズ・ストラウス作曲の「Let's Go to Tokyo」を歌いながらダンスを披露。最新の技術を取り入れつつも、クラシカルなショーの様式美を貫く姿勢には、
「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」は2017年1月24日まで。1月は玉森、藤ヶ谷に代わり、
「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」
2016年12月3日(土)~2017年1月24日(火)
東京都 帝国劇場
作・構成・演出:
12月出演者
1月出演者
12・1月出演者
橋本涼、井上瑞稀、猪狩蒼弥、高橋優斗(HiHi Jet)、Prince
SixTONES、Snow Man、Travis Japan、Love-tune、天才Genius ほかジャニーズJr.
※高橋海人と高橋優斗の「高」ははしごだかが正式表記
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- 帝国劇場『ジャニーズ・オールスターズ・アイランド』
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12/15(木)の公演に光一さんがゲスト出演したシーンのレポがあります。