これは、さんぴんと三重大学の学生が協働して作品を創作する試み。現地に住む人にインタビューし集めた物語の数々を、あるひとつの人生として描き出すさんぴんの創作スタイルが今回も活用され、三重大学を中心とした“地域の物語”が立ち上げられる。
メンバーの
本番は12月8日19:00に開演する。なお同日16:30から行われるリハーサルも一般公開される。見学希望者は公式サイトを確認しよう。
福原冠コメント
さんぴんが三重大学さんと共に公演をさせていただくことになりました。いただいたテーマはずばり「地域の物語」。学生と共に「教室から始まるその土地の物語」を立ち上げてみようと思います。
今回の創作はアートマネージメント講座受講生の方との文通から始まりました。当然のことながら、東京に住むさんぴんメンバーにとって出会う方全員が、その土地の先輩、あるいは先生です。知らないことに驚きながら、または昔から知っていたかのような気持ちになりながら、なんでもないことに感動しながら少しずつ作品は組み上がっていくことでしょう。
アートメネージメント講座の実践編として声をかけていただいた時から考えていたことがあります。さんぴんの活動ははたして芸術だろうか、ということです。人を描くことでその「土地」が見えてくる、さんぴんはそんな演劇を作っています。その土地に滞在し、その土地の空気を吸いながら、その土地の人々に出会いながら、その土地でしか生まれ得ない作品。それは誰かの祈りを天に飛ばすように、誰かの魂の痕跡を大地に刻むようでもあります。芸術よりもっと前の、原始的な佇まい。さんぴんの活動はそう、「芸能」をやっています。少し大げさかもしれませんが、大地と天に向けて、そしてその土地に捧げます。
三重大学・190番教室という名の劇場でお待ちしています!
「さんぴん+三重大学 地域の物語発掘プロジェクト『NEW TEACHER ~振り返れば、街角に教授たち~』」
2016年12月8日(木)
三重県 三重大学 教養教育校舎 190番教室
作・演出・出演:
※桑野真緒の「桑」は、異体字が正式表記。
※南崎理沙の「崎」は、たつざきが正式表記。
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