「極上文學」シリーズの第11弾「人間椅子/魔術師」が、本日11月30日、東京・全労済ホール / スペース・ゼロで開幕。初日に先がけ、昨日11月29日に公開場当たりとフォトセッションが行われた。
「極上文學」は、日本文学の名作の朗読に、音楽やキャストの動きを加えて魅せるシリーズ。江戸川乱歩作品を題材とした「人間椅子/魔術師」では、脚本を
フォトセッションに登場したのは、
明智小五郎役の松本は「今年は乱歩イヤー。パブリックドメインになって、いろんな団体さんが江戸川乱歩を取り上げて上演されているかと思いますが、どこの作品にも負けないような極上な乱歩作品に仕上げられたらいいなと思います」と意気込み、今回が初朗読劇となる椅子職人役の石井は「普段は声優として活動しているので、他の皆さんと違ったものをお出しすることができるのではないかなと思いますので、ぜひ僕の回も観にきて欲しいです」と観客に呼びかけた。
魔術師役のROLLYは「私は男子校出身者なので、学生時代を思い出したように非常に楽しくお稽古させていただきました。皆さまに楽しんでいただけることを願います」と稽古を振り返り、佳子夫人役の小西は「なかなか女性役を演じることはないので、品があって、美しくて、かわいらしい女性を演じられたら」と抱負を語る。同じく佳子夫人役を演じる足立は「それぞれの色が違うのがマルチキャスティングの面白さだと思うので、自分の色をしっかり出して、いろんな楽しさを追及できればいいなと思います」と意気込みを述べた。
文代役の水澤は「作品に少しでも貢献できるようにがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。明智小五郎を演じる伊勢は「以前出演した『高瀬舟・山椒大夫』は、どちらかというと和のイメージが強かったのですが、今回はちょっと洋風な雰囲気も出せていけたら」とアピールし、椅子職人役の村田は「最高の作品になるように、一生懸命演じたいと思います」と真摯に答えた。
「人間椅子/魔術師」の東京公演は12月4日まで。大阪公演は、12月23日から25日まで大阪・近鉄アート館にて行われ、大阪公演には文代役として
極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」
2016年11月30日(水)~12月4日(日)
東京都 全労済ホール / スペース・ゼロ
2016年12月23日(金・祝)~25日(日)
大阪府 近鉄アート館
原作:江戸川乱歩
脚本:
演出:キムラ真
出演:
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